防寒ジャケットと言えばやはりブランドダウン
高級ブランドのダウンジャケットは“ブランドダウン”ととも呼ばれます。
一般的なダウンジャケットとの違いは、やはり「保温性」と、そしてなんと言っても「見た目の高級感」でしょう。
お手頃価格のものを購入したのはいいもののそういったものは、保温性が良くなかったり、ボサッとしてオシャレに着こなせかったりしますよね。
結局のところ、ダウンジャケットを長年使用するなら、ブランドダウンに限るわけです。
そこで今回は、素材別で高級ブランドダウンを紹介し、その後お手入れ方法を説明します。
もちろん使用されている素材によって、そのお手入れ方法は異なりますので、それに合わせたケアが必要となります。
素材:合成繊維〜高級ブランドダウン〜
まずはナイロンとポリエステルのブランドダウンを紹介します。
ともに合成繊維なので基本的なお手入れ(洗濯)方法は同じです。
モンクレール(MONCLER)
出典:https://www.moncler.com/ja-jp/
●Montbeliard
表地素材:ナイロン
ビンテージ調で洗練されたメンズダウンジャケットは、機能的なディテールを、Monclerらしい視覚効果と組み合わせています。
光沢のあるナイロンを使用したモデルで、フィット感を調節でき、トリコロールのデザインを配しています。
寒さがそれほど厳しくなければ、フードを外してよりベーシックな見た目に演出できます。
ピレネックス(PYRENEX)
出典:https://pyrenex-jp.com/
●ANNECY
表地素材:ポリエステル
オン・オフ兼用で着用できるアヌシーはスーツやジャケットの上から着てもストレスを感じないように、肩廻りや腕のパターンを立体的にし、着丈も十分な長さをキープしています。
アウターに使用している高密度に織られたポリエステルのギャバジンは、ポリウレタン膜を内側に貼っているので、小雨程度は防ぐ撥水素材となっています。
また、フランス産のダックダウンは軽量でロフト感があり、格別な保温機能を発揮します。
フード廻りのフィンラクーンの毛皮は繊細ながらボリュームがあり、ファスナーで取り外すことが可能です。
襟元とフロントポケットの内側にはフリースを取り付け、着用時の冷感防止に一役買っています。
そして袖口には風の侵入を防ぐリブを装備しているので、真冬の寒さにも負けません。
素材が合成繊維である高級ブランドダウンの自宅での洗濯方法
合成繊維のブランドダウンは自宅での洗濯が可能なものもあります。
ただ、物によっては洗濯不可の場合もありますので、お手入れの際は必ず洗濯表示を見るようにしましょう。
ここでは、手洗いによる洗濯方法を紹介します。
●おしゃれ着用中性洗剤
●縦型洗濯機(洗濯槽)
縦型洗濯機を“タライ”代わりに使って、手洗いをしていきます。
実際に洗濯機の機能として使うのは「脱水」だけなのでご安心ください。
❶汚れが気になる部分を前洗いする
ダウンジャケットの汚れやすい部位は、やはり袖口や裾、そして襟元ですよね。
そうした汚れが目立つ部分は、まずは前洗いをする必要があります。
用意したおしゃれ着用中性洗剤を水で薄め、スポンジにたっぷりつけて軽く叩くようにして汚れを落としていきましょう。
❷フードを外し、ファスナーやボタンを閉じる
お手入れ時に不本意に壊してしまうことがありがちのが、ファスナーやフックなどの留め具です。
また、ここで留め具を雑に扱うと、こすれて衣服を傷めてしまうこともしばしば。
そうならないように丁寧に留め、軽く畳んでから❸の洗浄液に浸します。
❸洗濯槽に水をため、洗剤を溶かす
洗濯槽に水をため、おしゃれ着用中性洗剤を溶かしていきます。
洗剤の量は洗剤の容器をみて適量を使用。
ダウンジャケットは水に浮いて来るので、底まで手が届かなくても手洗い可能です。
❹ダウンジャケットを手で洗う
洗濯機の中にダウンジャケットを入れます。
50回程度、手で押し洗いをします。
内部の汚れがしっかり落ちるように丁寧に洗っています。
洗濯槽の水が徐々に濁って来ると汚れが落ちている証拠です!
❺脱水
押し洗いを繰り返して洗濯槽の水が汚くなったら、一旦脱水をします。
もし「手洗い」コースというのがあれば、それで30秒ほど脱水をかけましょう。
厳密に30秒ではないですが、長時間回すと中のダウンが固まる原因になります。
まずは短時間でささっと脱水をかけます。
❻すすぎと脱水を繰り返す
脱水が終わったら、再び水をためてすすぎの作業です。
すすぎなのでもちろん洗剤は使わずに優しく押し洗いをしてください。
ダウンジャケットに洗剤が付着したままだとヌメヌメ感が残ってしまいますので、しっかりとすすぎましょう。
ある程度完了したら、一度脱水します。脱水したら、再び水をためてすすぎます。
この作業をあと1〜2回繰り返します。
手で数回やや強く押した時に汚れや泡が出なくなったらそれで完了です。
❼しっかり脱水
最後に今度は1分程度脱水します。
一応念のため中の様子は確認しながら回してください。
手に取って水分がしっかり抜かれているならこれで完了です。
❽からっと乾くまで日陰ぼし
手洗い洗濯を行った後に一番重要なのがしっかり自然乾燥することです。
中途半端な干し方ですと、中に水分が残ってしまいカビの発生やシミの原因になります。
直射日光が当たらない所で、特に天気の良いに十分にからっとなるまで乾かしましょう!
このような流れが合成繊維素材のブランドダウンの自宅での洗濯方法です。
しかし、目立つ汚れや落とせなそうなシミを無理して洗濯しようとすると、かえって傷めてしまうことはよくあること。
無理をせず、自宅でできないと判断した場合はブランドダウンクリーニングの専門店へすぐに持っていくことをおすすめします。
→クレアン(ブランドダウンクリーニング専門店)
素材:本革〜高級ブランドダウン〜
次に本革(ここではラムレザー)の高級ブランドダウンを紹介します。
お手入れ方法は、合成繊維とはまた異なりますので、素材に合わせたお手入れをしましょう。
ニチワレリューム(NICHIWA relume)
出典:https://nichiwa.com/
●ラビットファーラムダウン
表地素材:羊革(ラム)
胸上に施したキルト使いと軽快なアイボリーが際立つ、スタイリッシュなライダースタイプのレザーダウンジャケット。取り外し可能な衿元のラビットファーは、デザインのアクセントだけでなく保温効果も手助けしてくれる。
素材が本革の高級ブランドダウンのお手入れ方法
素材が本革の高級ブランドダウンの自宅での“洗濯”は基本的には厳禁です。
自宅での手洗いなどはやはり生地を傷めてしまうことが多いので控えましょう。
ここで紹介するのは、洗濯ではなく日々のお手入れです。
定期的にお手入れすることで生地が傷むことを和らげてくれます。
●柔らかい豚毛ブラシ
●レザー用オイル
❶使い始める前に防水スプレー
雨や雪で中で濡れるとダウンジャケットの場合、乾くまでにかなりの時間が必要。
使用前には防水スプレーを使って表面を保護することがおすすめです。
ただ、シリコン系の防水スプレーを使うのは禁物。衣類の表面に膜を張ってしまうからです。
通気性を低下させてしまう恐れの少ない、フッ素系の防水スプレーを使用しましょう。
かけ過ぎは中のダウンまで湿らせてしまうので注意。表面部分と袖・襟部分の内側に軽く拭きかける程度が良いでしょう。
また、防水スプレーの効果は着用後徐々に失われるため、月1回くらいのペースでスプレーを同じようにかけてください。
❷着用後のブラッシング
レザーダウンの着用後には、柔らかい豚毛ブラシを使用し軽くブラッシング。
ポイントとしては、縫い目部分にホコリが溜まらないようにすることです。
溝のホコリを丁寧に払い落とすようにブラッシングすると全体的に綺麗になります。
❸通気性の良い場所で保管
これはなかなか難しいかもしれません。クローゼットの中にしまうとどうしても密閉空間になりがちだからです。
オープンスペースに吊るせる場合もそれで十分なのですが、収納場所がクローゼットになる場合は、風通しの良いところに数時間吊るし、湿気をしっかり取り除いてからしまってください。
湿気はレザーの天敵なので本当に注意が必要です。
❹年に数回のオイル
レザーダウンを長持ちさせるコツは、適度に油分を補給して表面を滑らかに保つこと。
年に2〜3回ほど間隔をあけて、レザー用オイルを全体に薄く塗り広げて油分補給しましょう。
その際の注意点としては、中のフェザーにまでオイルが染みてしまわないようにすること。
縫い目部分に詰まったオイルは、ブラッシングやキメの細かいタオルですぐにかき出すことが重要です。
高級レザーダウンに汚れやシミが付着してしまった場合は、自宅での洗濯は控えてブランドダウン専門のクリーニングに出すようにしましょう。
下記はブランドダウンクリーニングの専門店です。
クレアンは“ブランドダウン”専門のクリーニング
ブランドダウンのクリーニングならクレアンにお任せください。
高級ブランドの繊細なダウンジャケットの汚れやシミも綺麗に除去し、元のツヤに戻します。
まるで購入したばかりのような、ふわふわのダウンジャケットになってお手元までお返しします。
玄関先まで“集荷・集配”が可能なクレアン
ダウンジャケットをクリーニングに出すときに面倒なことといえば、「かさばる」ことですよね。
雑に扱って生地を破くわけにもいきませんが、何せ、かさが大きい洋服なので、クリーニングに持っていくのも一苦労です。
その悩みを解決したクリーニング店がクレアンです。
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