もうすぐ梅雨の時期がやってきます。
じめじめする湿気で、レースなどのカーテンについてしまった黒いカビ…気になりますよね。
梅雨に入ってしまう前に、洗濯をしたりクリーニングに出すなど、キレイにしておきましょう。
また、日頃からカビを予防する簡単な方法もご紹介します。
カーテンのカビの原因
カーテンについた汚れに湿気がつくと、カビが発生してきます。
特にレース生地は、静電気が起きやすく汚れを付着しやすいのです。
この汚れの付着を予防する、簡単な方法があります。
日頃の予防方法
カーテンのホコリを取るのに掃除機をカーテンにかけるという方がいますが、それはカーテンにとってよくありません。
カーテンは、カーペットと異なり生地が薄いので掃除機に吸い込まれて生地が傷んでしまうことがあるからです。
朝晩2回、カーテンの開け閉めをすること
カーテンにとって1番のメンテナンスは、開け閉めをすること。
そうすることで、自然とホコリがつかないようになります。
カーテンの開け閉めをすることで、繊維に動きがつくので繊維が硬化することなくその分繊維の劣化が遅くなります。
そして、結果的にカーテンも長持ちしやすくなります。
よくハタキではたくという方がいますが、ハタキも強くたたくと生地が傷んでしまうので、カーテンにとってはあまり良くないと言えます。
朝晩2回、カーテンの開け閉めするだけでホコリは取れます。
こんな簡単なお手入れで汚れが予防できます。
ただ、レースのカーテンは昼間でも開け閉めすることが少ないので、外気のホコリを吸ってしまいます。
またレースはドレープ(厚地)よりも紫外線に当たるので、意識して開け閉めすることをおすすめします。
また、昨今の住宅は気密性が高くなっているので、カビが生えやすくなります。
カーテンのカビを予防するためには、窓ガラスに結露が付いたらこまめに拭き取ることが有効です。
更に、天気の良い日に窓を開けてカーテンを乾燥させることで、ほぼ100%カビを防ぐことができますので、心がけていただきたいと思います。
年に1〜2回洗濯する
とはいえ、長く使っているうちに溜まってしまう、カビのエサとなってしまう汚れを落とすために、ご家庭でお洗濯可能なものは、今の梅雨前の時期など、年に1〜2回は洗いましょう。
また、青い、白い色の初期のカビの状態であれば、お洗濯で落ちるものもあります。
最近のカーテンはポリエステルが多いのでポリエステルであれば、ほぼ家庭で洗えます。
カーテンには洗濯表示(取扱絵表示)がついていますので、まずは確認し、表示に従った方法で洗いましょう。
カーテンにはポリエステルの他に綿、麻、レーヨン、アクリルなどがあります。
それらの素材のカーテンは、家庭で洗うと縮んだり、風合いが変わることがありますので、カーテンクリーニング専門店に依頼しましょう。
また、洗濯絵表示を見て水洗い不可(絵表示)の絵表示の場合も専門のクリーニング店にお任せしましょう。
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漂白剤でカビを落とす方法
洗濯しても落ちなくなってしまった、茶色、黒に変色したしつこいカビには、漂白剤を使います。
塩素系漂白剤、酸素系漂白剤とも、漂白の効果を上げるには、重曹を漂白剤に加えて行うと驚くほど効果が高まります。
なお、金属部分が変色してしまうため、金属製のボタン・バックル・ファスナーなど金属付属品のある衣料にはどの漂白剤も使えません。
また、どの漂白剤を使う場合でも、急激な変化や生地へのダメージを防ぐために常温の水を使い、必ず最後によくすすぎます。
薬剤が残っていると、生地が変色してしまうことがあるので気をつけましょう。
- ビフォー
- アフター
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塩素系漂白剤を使う場合
白もののコットン(綿)麻、レーヨン、アセテートなど植物性繊維なら、塩素系漂白剤が使えます。
ただし、使えるのは白物のみで、色柄物は白くなってしまうため使えませんので注意してください。
素材により、シルク、ウール、ナイロンのように使えないものもあるので気をつけましょう。
塩素系漂白剤は、速ければ30秒くらいで変化が見られるなど、効果が速くでますが、そのぶん強力なので生地がボロボロになってしまうこともあります。ダメージを防ぐためには、漬けるのは全体ではなくカビの部分のみにし、時間は長くても10分ほどが限度です。
ただ、つきっきりで様子を見ながら判断したり、最後には必ず中和剤(✳︎ご家庭でおこなう場合は、めだかなどの水槽の水のカルキ抜きに使う薬剤が使えます)で中和するなど、扱いが難しいため、おすすめはしません。
酸素系漂白剤を使う場合
少し手間がかかりますが、クレアンのおすすめは、ワイドハイターなどの酸素系漂白剤に1週間ほど漬け込む方法です。
たらいに常温の水をいれ、キャップ1杯のワイドハイターなどの酸素系漂白剤を加え、全体ではなくカビの部分のみ、1週間ほどそのまま漬け込みます。
ぬるま湯やお湯などを使うと変化が急激に進んでしまうので、必ず常温の水を使います。
最後によくすすいでください。
たいていの色柄ものにも使え、繊維にダメージはありませんが、効率が悪いため、合理化を優先する時代となった現在では、この様な対応をするクリーニング店はほぼなくなってしまいました。
ご家庭で難しい場合はクレアンへ
ご家庭でのお洗濯は心配、面倒だという時には、高級クリーニング店クレアンにお任せください。
しっかりと手作業でカビを落とし、水洗いでさっぱりと洗い上げます。
(※素材により稀にドライクリーニングとなる場合があります)