ヌメ革バッグの質感を保つリカラー技術
エルメス ボリード ブガッティ
ヌメ革は加工されていない自然のままのレザー(皮革)です。それだけに雨ジミや飲料のが吸収されやすく、すぐに拭いても必ずシミ跡が残ります。
ヌメ革の上に顔料かけるとツヤが出てしまい、ヌメ革の風合いがなくなってしまいます。自然な革のヌメ革の質感を保ったまま、色補正をする技術は他店にはありません。
ヌメ革の染色カラーはご希望によって3パターン
ヌメ革にシミがついた、汚れてしまったら、洗っても必ず跡が残ります。その修復に再染色(リカラー)をします。その場合ヌメ革の色を選ぶことができます。
ルイ・ヴィトンのモノグラムを染色例にご紹介いたします。
あめ色
新品色
中間色
再染色(リカラー)は、ヌメ革の質感を残されますが、今後ヌメ革の変色はありませんので、ヌメ革の自然な変色を好む方には向きません。
ヌメ革はシミがつきやすいので要注意!
アニエスベー レザーポシェット
ヌメ革はいかにもレザーらしい質感が好まれるのですが、雨ジミ、飲み物、食べ汚しなどに注意が必要です。お手入れも大変で、レザークリームを塗りすぎるとそれがシミとなります。これは液状のレザークリームをこぼした例です。シミ跡の汚れを除去し、残ったシミ跡をヌメ革専用の染料でリカラーしました。
化粧水をこぼした!
ヌメ革は加工されていない革であるので、スムースレザーと違って、液はすぐに染み込んでしまいます。化粧水は油性の材料が含まれていたようなので、油性の溶剤で洗浄し、残ったシミをリカラーで修復しました。