20世紀のパリを彩ったデザイナー~クリスチャンディオール~

世界的に話題となった「ニュールック」で一躍有名に オートクチュール、プレタポルテ、宝飾やフレグランスなど、数多くのアイテムを展開している「クリスチャンディオール」。1946年にパリで設立されたメゾンです。デザイナーは言うまでもなくクリスチャン・ディオールその人。 彼はメゾン設立時には無名でしたが、最初のコレクションによって、世界中から大きな注目を浴び、またたく間にパリオートクチュール業界の...

混迷を経て復活を果たした現代ハイブランドの元祖~グッチ~

イタリアで生まれたハイブランド フランスと並び多くのハイブランドが誕生したイタリア。グッチの歴史はそのイタリアのフィレンツェで始まりました。創立者であるグッチオ・グッチの人生とブランドの歴史を見ていきましょう。 世界で初めてデザイナーの名前を入れた商品を販売 グッチオ・グッチは1881年生まれ、フィレンツェに自分の店を持ったのは1921年ですから、40歳のときです。それまでにグッチオは2...

「トラベル」をテーマにした世界的なブランド~ルイヴィトン~

フランスのトランク製造アトリエが世界の有力企業に ルイヴィトンのルーツは19世紀を生きたフランスのトランク職人ルイヴィトンが設立した企業でした。彼のつくる頑丈なトランクやスーツケースは評判となり、次第に多くのアイテムを製造して発展していきます。そして、彼の死後も息子たちが遺志を継いで、事業をさらに飛躍させ、現在では世界中の誰もが知っているブランドへと成長させたのです。まずは、ルイヴィトンの歴...

情熱的な人生でつくりあげた革新的なアイテム~シャネル~

ココ・シャネルの人生が「シャネル」をつくった 世界的なブランドでは、創立したデザイナーの名前がブランド名になっていることが多いです。エルメス、アルマーニ、イブサンローランなどなど錚々たるデザイナーが揃っていて、それぞれにファッション界に大きな変革をもたらし、多くのエピソードを残しています。しかし、そのなかでもシャネルを設立したココ・シャネルほど、その人生までも注目され、社会に影響を与えて議論...

本物だけが持つクオリティーが人々を魅了する~エルメス~

アルチザンがつくり出すトラディショナルで独創的なアイテムの数々 誕生の地、フランスに根ざした生産体制 エルメスは1837年に誕生したフランスの企業です。その伝統的なコンセプトを保ちつつ、時代に合わせた独創的なデザインを取り入れ続ける姿勢は、世界でも最高級ブランドの一つでしょう。 エルメスがつくる製品は多岐にわたり、革製品からジュエリー、時計、ウェア、バッグやスカーフなどの...

いま、改めて「オシャレ」の楽しさを考えてみよう

いま「オシャレ」の概念が変わった?? 2020年、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、私たちの生活もガラッと変わりました。 外出しないでテレワークしたり、学校の授業もオンラインで受けたり、パーティや宴会も自粛して、音楽イベントやコンサート・ライブも開催されなくなって、舞台も延期、映画館に行くこともためらわれ、髪が伸びても美容室もなるべく避けて、ショッピングのため人混みに出て...

シルク素材のこと、知っていますか?-4-

取り扱い注意!ゴージャスでデリケートな布・シルクのトリセツ うっとりするようなツヤのあるシルクの高級スカーフや、繊細に染め抜かれた正絹のみごとな柄の振袖、しっかりした厚みがあるブランド物のシルクネクタイ、シルクサテンのプリントワンピースなど…。 世の中には、シルクでできたいろんな品物が、数多く流通しています。 シルク製のものは、この記事の①で述べたように、とっても高級で高価。...

シルク素材のこと、知っていますか?-1-

シルク(絹)のもの、持ってますか? あなたの身近に「シルク」でできたものはありますか?ちょっと考えてみてください。 手持ちのもので、女性なら「ブラウス」「ワンピース」、男性なら「ネクタイ」がシルク製品だ、というひとは多いのでは? でも、シルクは、決して「衣類だけ」に使われているわけではありません。 シルクの枕カバーや布団シーツ、シルクのスカーフ・ストールなどの布製品から、シルク...

シルク素材のこと、知っていますか?-3-

シルクの謎その1・どうして夏は涼しくて、冬は温かいの? シルクはいろんな晴れ着にも使われていますが、見た目がゴージャスでキレイなだけではなく、その実用性には目をみはるものがあります! 2の記事で書いたように、シルクは、夏は涼しく、冬は温かい、とても不思議な性質を持っている便利な布です。 それはいったい、どうしてなのかを解説いたしましょう。 シルクのくつ下は、末端冷え...

シルク素材のこと、知っていますか?-2-

伝統ってすごい!ジャパニーズ・トラディショナル・シルク 蚕を飼ってシルクを作っているのは、なにも日本の「企業」だけではないんです。 日本の皇族の方々も、蚕を飼って、ずっとむかしから伝統的にシルクづくりをしています。 現在の上皇后の美智子様は、とっても愛情をかけて、かわいがって蚕を育てておられることが、有名なお話だとか。 皇族の方々は、養蚕(ようさん/シルクづくりのために...

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