高級クリーニングのクレアンでは、一般のクリーニング店では作業できない非常に特殊なクリーニング、修理も承っています。
今回は「ゴム引きコートの防水テープ修理事例」をご紹介します。
ゴム引きコートの防水テープは劣化によってはがれてくる
こちらはゴム引きコートの脇の部分です。
腕の動作によって摩擦が起こりやすい部分の防水テープがはがれていますね。
こちらはグッチ(GUCCI)のゴム引きコートです。同じように脇の防水テープがはがれています。
マッキントッシュ製をはじめとしたゴム引きコートには、生地と生地の縫い目に防水テープが接着してあります。縫い目から雨水などが入ってこないことを目的としているので、生地に縫い付けてあるのではなく接着剤で接着してあるのです。
しかしこの防水テープは、時間の経過とともにどうしてもはがれてきてしまいます。
特に摩擦が多い脇ははがれやすいのですが、マッキントッシュ製のゴム引きコートよりも他高級ブランド製のものがはがれやすいように感じます。
防水テープを自分で修理するのは やめておきましょう
防水テープがはがれても、接着剤で貼ってしまえば良いように思うかもしれませんが、これはおすすめしません。
接着剤が生地の表面に染みてくることがありますし、テープからはみ出して見た目も悪くなってしまいまいます。使用する接着剤によっては生地がゴワゴワと固くなって着心地に影響する懸念もあります。
防水テープは高温多湿の日本では経年劣化が進みやすく、どんなに丁寧に着用していてもほぼ必ずはがれてしまいます。修理はクレアンにお任せ下さい。
クレアンのゴム引きコート防水テープ修理事例
クレアンでは、このゴム引きコートの防水テープ修理も承っています。修理事例をご紹介しますね。
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)ゴム引きコート防水テープ修理
防水テープがはがれてしまったルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)ゴム引きコートです。
古い防水テープの劣化が目立つ場合は、まずテープを全てはがしてから新しい防水テープを貼り付けます。接着剤の跡が残ると新しいテープを貼りつけたときにデコボコや歪みの原因になるので丁寧にテープをはがします。
様々な道具を使い分けながら接着していきます。クレアンでは、防水テープの修理に最適な2種類の接着剤を使用しています。しっかりとした接着効果がありながら衣類に染みず、着用時の質感も損なわない最高の接着剤を職人が厳選しています。ほんの少しもはみ出さないように慎重に貼り付けていきます。
立体的に仕上がっているコートに薄い防水テープを貼りつける作業は非常に難易度が高いため、熟練の職人しか行うことができません。
おそらくですが、ここまでの修理を行えるクリーニング店は滅多にないかと思います。
ゴム引きコートのクリーニング・防水テープ修理はクレアンにお任せ下さい
コート類をクリーニングに出すと通常はドライクリーニングで洗うことになるのですが、ゴム引きコートは絶対にドライクリーニングをしてはいけません。ドライクリーニングの溶剤によって防水テープの接着剤がまるごとはがれてしまいます。
ゴム引きコートのクリーニング・防水テープ修理は、作業実績が豊富なクレアンが安心です。