ビフォア
シミの多い、また縮みやすいソファカバーです。どんなに激しく洗ってもこの変色したシミは除去できません。激しく洗うほど縮んでしまいます。
作業風景
アフター
アフターです。茶色いシミがすっかりなくなりました。
ビフォア
このシミは、変色してしまっているため、手洗いのブラッシングや染み抜きでえも取れないシミです。
作業風景
最終的には特殊漂白です。漂白剤をかけたところから色が抜けていくのがわかります。
アフター
この通りすっかりきれいになりました。
ビフォア
ソファカバーの染み抜きは、かなり複雑な作業になります。シミがついて時間が経っていないものは、手洗いと本洗だけで取れるものがあります。
アフター
それでも日にちが経って変色してしまっているシミは、特殊染み抜きでも取れないので、漂白作業へと進みます。
ビフォア
今回はその作業を経て、個別の漂白作業となりました。
作業風景
漬け込みなどで全体の生地を傷めないように、漂白液の濃さを調節しなから個別に漂白していきます。
アフター
この部分もうまくいったようです。
ビフォア
ソファカバーの縁に付いたシミです。
作業風景
漂白液が染み込んでいくと、少しづつ色が変わっていきます。
アフター
広がっていたシミもこの通りになりました。
作業風景
ソファカバーは厚みのある生地で、目の粗い生地でできているため、縮みやすく、ブランド品は一般のクリーニング店で断られるケースが多いです。
作業風景
縮みの原因は、大きな洗浄機で激しく洗ってしまうこと。それに高温乾燥です。繊維に物理的な力を加えてしまってはいけません。
作業風景
手洗いを含めて優しく洗うこと。そして自然乾燥です。繊維は高温で急激の乾燥させると必ず縮みを起こします。ドライクリーニングは駄目です。ソファカバーは汚れています。ドライクリーニングでは汚れは取れません。
作業風景
水洗いの本洗いは洗剤の水を多く、洗濯機の中で、泳ぐように洗う。かき回してはいけない。そして自然乾燥。縮みやすいソファカバーは乾燥機の中で急速に乾燥させると縮みます。ゆっくり時間をかけて乾燥するのが肝心です。
作業風景
最後にこの点々のシミが残りました。同じ色でもこれはシミではないようです。サビです。漂白でも消えません。サビ用に溶剤を付着させてサビを除去しました。
アフター
これで、ソファーカバーのすべてのシミを取り去りました。
アフター
そしてアイロン仕上げ工程に回されて、お客様に届けられます。