衣類のダメージを防ぎたい!大切な1枚を長く着るためにできること

クレアンにはお客様が大切にしている衣類はもちろん、ハイブランドのジャケットやデリケートなインナーなど、これから先も何年も着続けたい衣類が毎日のように届けられます。

衣類を長く着るためには、日頃からなるべくダメージを与えないような着用とメンテナンスをすることがとても大切です。

今回のクレアン広報室では、衣類のダメージを避けるためのポイントをお伝えします。ぜひいつもの着用方法や洗い方を見直してみて下さいね。

衣類の間違った着用方法とは?

香水、制汗剤、日焼け止めが衣類についていませんか?


香水や制汗剤、日焼け止めが衣類に直接かかってしまうと、衣類にシミができてしまうことがあります。

香水の成分の中にはご家庭のお洗濯だけでは落ちにくいものもありますし、日焼け止めは油分を含んでいるのでこれも1回洗っただけでは落ちないことがあります。
洗い残しの成分が衣類に成分が残ってしまうと、だんだんと黄ばんできてしまうことも。
香水、制汗剤、日焼け止めはなるべく服につかないように気を付けてみて下さい。

 

ロングスカート、マキシ丈スカートで自転車に乗っていませんか?


街を颯爽と自転車で走る女性の中にはロングスカートやマキシ丈スカートを風になびかせている方もいらっしゃいます。
涼しげで素敵なのですが、丈の長いスカートは自転車に巻き込まれてオイルがついてしまうこともありますし、階段などで裾が床や地面につく、気が付かない間に踏んでしまうなどのトラブルの元でもあります。

裾のダメージには日ごろから気を配って、どうしてもロングスカートやマキシ丈スカートで自転車に乗らないといけないときには巻き込みにくれぐれもご注意下さいね。

 

後ろポケットにお財布やスマホを入れていませんか?


これは男性に多いことと思いますが、ポケットをバッグ代わりにしていませんか?
いつも決まって右後ろのポケットにお財布を入れていると、縦方向に負荷がかかりっぱななしになるので角が破れてしまったり、ステッチがほどけてしまいます。
衣類を大事にするなら、小物はポケットではなくバッグで持ち運ぶようにしましょう。

 

デリケートな衣類にリュックを合わせていませんか?


リュックは重たい荷物も持ちやすいですし両手が空くのでとても便利なバッグですが、実は衣類に大きな負荷をかけてしまいます。

背負っている間ずっと大切な衣類とリュックの間で摩擦が起こるので生地が破れやすくなったり毛玉ができてしまいます。
スーツにリュックを合わせている場合、スーツの型崩れが起こることもあります。

どんなときでも「摩擦」は衣類にダメージを与えてしまう大きな原因になります。大切に着たい衣類にあわせるなら、リュックを手持ちのバッグに変えることをおすすめします。

ビジネスリュックでスーツにダメージが?相性が良くない理由を解説

 

間違ったお洗濯の方法、メンテナンス方法とは?

ここからは、ちょっと気を付けたい衣類の洗い方やメンテナンス方法をご紹介します。
ついやってしまいがちなものもあるかと思いますので、ご覧になってみて下さいね。

汚れ・シミを放置していませんか?


特に一人暮らしの方の中には、「洗濯は週1回まとめてやる」という方もいらっしゃると思います。
あまり汚れていない衣類ならそれでも良いのかもしれませんが、シミやひどい汚れがついた衣類を長時間放置してしまうと、シミによるダメージが進行してしまいます。

また、放置されたシミは洗濯機で洗うだけでは落ちなくなってしまうので、もっと着たかったのにシミが取れないから着られなくなるということにもなってしまいます。

それでもなかなか洗えない衣類は、シミを発見したらなるべく早くクレアンにお任せ下さい。対処が早ければシミも落ちやすいですし、クレアンなら衣類の繊維と汚れの性質に合わせて500種類もの洗い方を使い分けたクリーニングが可能です。

 

洗濯の代わりに消臭スプレーを使っていませんか?


スーツやコートなどの普段からなかなか洗えない衣類に、消臭スプレーを愛用しているという方も多いことと思いますが、クリーニング屋さんとしては使い方にはご注意いただきたいと思います。

なぜかというと、なかなか洗えない衣類だからこそ、消臭スプレーの成分が蓄積されてしまうから。
衣類に付着した消臭スプレーの成分は消えてなくなるわけではありませんので、匂い成分をコーティングした消臭スプレーの成分そのものがシミになってしまうことがあるんです。

衣類の匂いの元を除去するには、やはりお洗濯がいちばんです。
ご家庭で洗えない衣類は定期的にクレアンにお任せ下さい。生地にダメージを与えない最高の方法で汚れを除去してお届けいたします。

 

「手洗い」を誤解していませんか?


衣類をやさしく洗うために手洗いをすることもあるかと思いますが、「手洗い=やさしい洗い方」という考えは間違いです。

本当にやさしい手洗いは、バケツや洗面台にたっぷりの洗剤液を作って衣類を泳がせるようにふり洗いをしたり、やさしく持ち上げては水にそっとひたすような洗い方です。
手洗いであってもこすり洗いをしたり少ない水でぎゅうぎゅうに押し洗いをして激しく洗ってしまっては、生地が傷んでしまいます。
せっかく手洗いをするなら、やさしくやさしく洗うことを心がけましょう。
また、襟もと、袖口など汚れのあるところは、スポンジでやさしくブラッシングしてあげましょう。

 

直射日光に長時間干していませんか?


パーッと晴れた日に洗濯物を干すのは気持ちが良いものですし、取り入れるときにはなんとも言えない達成感もありますよね!

しかし、直射日光が照りつける場所に何時間も干し続けると衣類が傷みやすくなることも覚えておきましょう。
色が濃い衣類は紫外線によって色素が退色してあせてきてしまいますし、ナイロン、シルク、ウールなどの繊維は黄ばんできます。
白さががかわいいブラウスやニットが黄ばんでしまったら残念すぎますよね。

紫外線によって退色、変色した衣類を元の色にすることはできませんので、これらの衣類は風通しの良い日陰に干すようにしましょう。

 

ちょっとだけ気を付けて洋服を大切にしよう!


一般のご家庭でもお洗濯への興味が高まり本当にいろいろな洗剤が開発されていて、ドラッグストアに行くとどれにしようか迷ってしまうくらいたくさんの洗剤がならんでいますよね。
良い洗剤や良い柔軟剤を使えば衣類を安全に洗えると思われがちなのですが、衣類は着ている間もダメージを受けていますので、着用時と洗う時の両方のダメージを減らすことが重要です。
ダメージが減れば負荷がかかるメンテナンスをする回数も減りますので、ますます長持ちしますよ。

大切に着ていきたい衣類は普段からなるべく丁寧に取り扱うようにして、自分では難しいメンテナンスはクレアンにお任せ下さい。