レザーのメンテレポート2

袖革スタジャンのクリーニングと色補正

Before

袖の部分だけがレザーのスタジアムジャンパー。
布とレザーとはクリーニング方法が全く違うのでスタジャン専用の洗浄方法が必要となります。
まずスタジャンの全体的な汚れを落とす専用のクリーニングを行います。
しかしレザー部分の汚れの跡が残ります。

After

その後、リカラー(色補正)で袖部分を修正しました。

Before

袖の汚れは、ブラッシングしますが、最終的にはリカラー(色補正)で修正しました。

After

とてもきれいになったと思われます。

スムースレザーの色補正とカラーリング仕上げ

Before

両袖の重なった左袖は汚れが多く目立ちます。
下の方の右袖はまったく色が抜けてしまっています。
長い間直接紫外線にさらされていたのでしょう。製造時の染料の染色堅牢度がよほど弱かったのかもしれません。

After

リカラー(カラーリング)の特殊技術によって両袖とも新品時のような色つやが復元されました。
全体を軽くカラーリング仕上げをすることで染色堅牢度も高めておきました。
クリーニング洗浄の仕上げとしてレザー用の油脂も加えてあるので、レザーがいきいきとしてきました。

1950~60年代頃のヴィンテージレザージャケットのドクロマーク

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半世紀も前の希少なコレクターズアイテムのレザージャケットです。
レザーは着古したヴィンテージ感を好むユーザーも多いのですが、色の剥がれや変色など、さすがにこのお品物は度が過ぎているようです。

After

染め直しの依頼でしたのでヴィンテージの味わいを残しつつ、染め直しを行いました。
柔らかいバーガンディカラーのレザーはシボ、ムラ感があり雰囲気抜群です。

Before

背中にはスカル(ドクロ)模様がペイントされています。
後から描かれたようで、周りが四角の枠が塗り込まれています。

After

トリミングでスカルの周りの四角の枠を消し、自然な感じでスカルの画像を活かしました。

レザー(皮革)ジャケットの日焼け、変色

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ジルサンダーのレディスジャケットです。
一般的に衣類の染色は高熱で染色するため、よく染まり、堅牢度も高くなります。
一方、レザーは熱に弱いため、低温で染色しなければならず、どうしても染色堅牢度が弱くなり、日焼けが起こりやすくなります。

Before

右腕片側上部に日焼けが起こっていますから、この原因は国産車を運転していて紫外線にさらされていたからでしょう。

After

他にも小さな日焼けがあり、比較的染色堅牢度の高い染料・顔料を使用して修正しました。
クリーニング洗浄の仕上げとしてレザー用の油脂も加えてあるので、レザーがいきいきとしてきました。

After

また紫外線からの保護剤を全体的軽く吹きかけて仕上げました。