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1854年創立のラグジュアリーブランド「ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)」
ルイヴィトンは1854年に創立したフランスのファッションブランド。ルイヴィトンの歴史と特徴、人気定番商品であるモノグラムの魅力と保管方法などを解説します。
ルイヴィトンは旅行鞄専門店からスタートしてプレタポルテに参入
ブランド創立者であるルイヴィトンは、1821年にフランスのジュラ山脈地方にあるアンシェ村で生まれました。14歳の時に村を出て、2年後からパリのロマンマレシャルのもとで荷造り用木箱製造や荷造り職人の見習いとして働き始めます。
そして1854年、パリに世界初の旅行鞄専門店をオープンしました。ルイヴィトンはキャンバス製の平らなトランクを開発し、現代のラゲージの原型となっています。その後、ルイヴィトンは縦型のワードローブトランクや「スティーマーバッグ」など、斬新なデザインと実用性のあるバッグを多数発表し、現代のハンドラゲージの先駆的ブランドになりました。
数々のブランドのウェアを運ぶバッグを開発し続けてきたルイヴィトンも、1997年からはプレタポルテ・コレクションに本格参入。当時は無名であったアメリカ人デザイナーのマーク・ジェイコブスをアーティスティックディレクターに迎え、大きな話題となりました。
ルイヴィトンを代表するアイテムである「モノグラム」
ルイヴィトンのアイコン的なアイテムである「モノグラム」は、1896年に発表されました。当時横行していたルイヴィトンのコピー商品対策として、モノグラム柄のコーティング素材「モノグラムキャンバス」を世界で初めて開発しました。
ルイヴィトンブランドの頭文字である「L」と「V」に、花と星のモチーフを組み合わせた規則的なモノグラム柄は、ヨーロッパの王侯貴族や上流階級の人々を魅了し、やがて世界的な愛好者を生み出しています。
ルイヴィトンの「モノグラム」の正しい愛し方
上述した通り、最も定番的なモノグラムの素材は、コットンキャンバス素材(布帛素材)を塩化ビニールでコーティングしたものです。わかりやすくいいかえれば、要するに布とビニールでできた素材です。エルメスに代表されるような上質なカーフレザーなどは、時間が経つにつれて風合いが増し、長きに渡って経年変化を楽しめる丈夫な素材ですが、モノグラムキャンバスはそのような性質のものではありません。
一方で、モノグラム特有の独創的なデザインは、モノグラム以外では味わえない、唯一無二のものです。モノグラムを愛する理由は、まさにそのデザインの独創性にあるといえます。
ルイヴィトンの「モノグラム」の上手な保管方法
湿気の多い日本では、モノグラムに限らず、バッグや小物類は保管方法に気を付けないと、すぐに傷んでしまいます。そこで、使うたびにこまめにお手入れをすることや、保管方法に工夫を凝らすことが重要です。
- モノグラムを使用するたびに、柔らかい布やブラシなどで表面に付いた細かなホコリを落とす。
- 湿気防止のため、収納する時には箱に入れず、付属の保存袋か通気性の良い不織布などに入れる。
- バッグの中やポケット、収納袋の中などに乾燥剤を入れる。
- 型崩れを防止するために、余裕をもった空間に保管し、バッグの形に作ったダンボールを中に入れておく。
- 時折収納袋の中から出して、収納時に付着したホコリや湿気を、柔らかい布などで拭き取る。
以上のことに気を配るだけで、愛用するモノグラムを長持ちさせることができます。
ルイヴィトンの「モノグラム」を上手に保管して末永く愛用
唯一無二の独創的なデザインが魅力の、ルイヴィトンのモノグラム。日々のちょっとした工夫で、愛用品を長持ちさせることができます。