マッキントッシュのゴム引きコートのクリーニングはできる?お手入れとクリーニング工程

春まで使えるマッキントッシュのゴム引きコート

秋が深まってきましたね。
最近では、防寒に優れた機能的なインナーも増え、真冬でも薄手のコートで通す方も増えています。
今年はロングコートが大人気!マッキントッシュのゴム引きコートが長く春まで大活躍してくれそうです。

マッキントッシュのゴム引きコート

マッキントッシュのゴム引きコートは誕生した時と変わらぬ製法で現在も一流の職人たちによる手作業でつくられます。
古典的でありながら現代風な雰囲気を感じさせるファッションアイテムで知られるマッキントッシュ。
伝統と歴史を持つブランドの風格が感じられます。

この完全防水のゴム引きコートは、洗濯表示全て×になってしまっているため一般のクリーニング店ではまず断られる代物です。
高級クリーニング専門店クレアンには、今年も続々とクリーニングの依頼が届いています。

「一生モノ」日頃のお手入れは入念に

ブランドボタン

生産枚数も限られていて、着ているだけで誇らしいマッキントッシュのゴム引きコート。
一生モノとして大切にするには手間を惜しんではいけません。ここで日頃のお手入れ方法をご紹介します。

  1. 着用後、クローゼットに入れる前に柔らかいブラシで全体をブラッシングし、表面のホコリを落とします。
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  3. 雨などで濡れた場合は、乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い乾燥した場所で陰干しします。
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  5. 襟や袖口の内側は、汗や皮脂汚れで白化する可能性があります。固く絞った濡れタオルで優しく拭くことで白化や黒ずみを防ぎましょう。
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  7. 肩がピッタリのハンガーにかけ、直射日光や蛍光灯の当たらない、湿気の少ない暗所での保管が長持ちのコツです。
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  9. 汗や皮脂汚れが生地に深く染みこむ前に除去することが、コートを長持ちさせます。シーズン毎のクリーニングとメンテナンスをお奨めいたします。

技術を持つクリーニングのプロだから洗えます!

洗濯表示がすべて×になっているので、一般のクリーニング店に持って行っても断られてしまうマッキントッシュのゴム引きコート。
高級クリーニングクレアンでは技術を持った職人が一点一点手洗いします。

ゴム引きコートの水洗い

まず前処理として手洗いと弱い水流による水洗いをします。
襟には汗と皮脂が染みついているので、洗浄力の強い天然石鹸でやさしくブラッシングをします。

落ちない汚れを落とそうと強くこすると色が抜けて白化してしまうので丁寧にやさしく時間をかけて汚れを落としていきます。
袖口とポケット周りも集中的にやさしくブラッシングします。生地のカドも強くこすらないように。非常に根気のいる作業です。

ゴム引きコート手洗い

そして前処理のあと、2槽式の洗濯機でデリケート洗いにセットしてお湯で洗います。
ここで使うのも洗浄力の強い天然石鹸です。
お湯の温度は約40度。この温度が一番、天然石鹸の洗浄力を引き出すのです。

とことん丁寧に徹底的にやさしく洗い、ゆすいだ後は脱水無しで、水がしたたり落ちるがままの自然乾燥「ダラ干し」を行います。
常に乾燥した環境が整っているのでゴム引きコートにピッタリの「ダラ干し」が可能なのです。

手アイロンによる手仕上げ

ゴム引きコートアイロン

マッキントッシュのゴム引きコートの仕上げは、手アイロンによる手仕上げです。
2枚の生地の間に溶かした天然ゴムを挟む防水布(=マッキントッシュクロス)は、中のゴムが劣化してくると一部が丸いカタチとなって外側が浮いてくることがあります。
業務用アイロンの蒸気を調節しながらプレスしていくことで丸いカタチの浮きも修正します。

大きなプレス機ではこうしたデリケートな作業が出来ません。
最後に縫い目の防水テープのハガレを専用の接着剤で整えて完成です。

長年使用するとゴム引きコートは固くなりごわつきが出てきます。
伝統と歴史のブランド、マッキントッシュのゴム引きコート。
日常のお手入れと適切なクリーニングで風合いを保ちながら長く美しく一生モノとして大切に着てください。

24時間ご注文可能な宅配高級クリーニング

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