ダウンウエアの高級ブランドモンクレール クリーニング
中綿の羽毛は高品質 モンクレール(MONCLER)
モンクレール(MONCLER)のダウンジャケットは、水鳥のグースの胸の部分のうぶ毛だけを使用しており、
職人による手仕事によって製造されています。
そのため大量生産が出来なく、品質的にも価格的にも最も高級なダウンウエアです。
日本でもモンクレール(MONCLER)は高級なダウンウエアブランドとして人気を誇っています。
フランスの国鳥であるニワトリとアルプス山脈の形を模したレーベルはフランス生まれのモンクレールを表しています。
ファッションケア・クレアンのダウンウエアは水洗い
ダウンは水洗いをします。その仕上げ方は中綿の羽毛の保温性やボリューム感を保ち、着用で減少したふくらみを再現する。
そして表面の汚れとダウンに染みこんだ汗を除去する。
クリーニング後は軽くなったというお客様から声が寄せられます。
一般のクリーニング店ではほとんどがドライクリーニングです。
油性のドライクリーニングは水鳥の油分を取ってしまい、保温性が低減されてしまいます。
ダウンは暖かいだけに、着用していると意外と汗をかきます。
着用していると汗が中綿の羽毛に絡み、ダウンのボリューム感がなくなってくるのはそのせいです。
汗を取ってやり、ダウンのほぐす作業をするとふわっとしたダウンに戻ります。
手洗いでシャワークリーニング
クレアンのモンクレールダウンの洗い方の特徴は、1点による手洗いです。
モンクレールダウンジャケットのクリーニングはまず細かく汚れの点検をした後、
手洗い槽で40度のお湯のシャワーを浴びせます。
中綿まで十分にお湯を行き渡らせ、中綿のダウンの汗などを浮かび上がらせます。
ダウンウェアは天然石けんで洗う
ダウンジャケットの水洗いには天然石けんを使用します。合成洗剤は一切使いません。
合成洗剤は石油から作られているので、水との親和性が悪く、ゆすぎをしても洗剤がどうしても残ってしまいます。
合成洗剤はエリや袖口など直接肌と接するところに残留洗剤が残り、肌が敏感な人やアレルギーの人には良くありません。
石けんはお米油から作っていますので、水との親和性が非常に良く、ゆすぐと石けん成分がすぐなくなってしまいます。
それに石鹸はなめても害はありません。
洗浄力のある洗浄剤・天然石けん
十分にお湯が染みこんだダウンに泡立てた石鹸をかけていきます。
デアの石鹸は洗浄力が他の石鹸より高く、石けんカスも出ません。
他の石鹸との違いは、せっけんにキレート剤としてクエン酸とグルコン酸を含有させています。
クエン酸は柑橘類、グルコン酸は蜂蜜から作られます。これが従来の石けんと違って高い洗浄力を発揮します。
繊細な衣類に負荷をかけない
洗浄力の高い洗浄剤を使う理由は、繊細な衣類をきれいに洗うには、
出来る限り衣類に負荷をかけない、衣類をいじめない洗い方をするためです。
クリーニングの業界紙には、色が落ちた、破れたなどのモンクレールのクリーニング事故が掲載され、
その講習会が開催される告知も多くありました。
偽物もはびこっていたので、そうしたことが頻発したのでしょう。
今でもモンクレールのダウンジャケットをクリーニング店に持って行ってもことわられることも多いと聞きます。
一般のクリーニング店は生産性と効率を重視して、大型のマシーンで強く洗ってしまうので、事故が起きてしまうのです。
クレアンにもモンクレールの偽物が入ってきたことがありますが、何の問題もありませんでした。
繊細な衣類に負荷をかけないで汚れをきっちり取るのがダウンクリーニングの技術です。
ブラッシング
細かく汚れをチェックして汚れのある部分をやさしくブラッシングします。
洗浄力がある石けんなので軽くブラッシングするだけで汚れは取れます。
このモンクレールは茶色なので目だちませんが、肌や髪に接するエリもとは皮脂がこびりつき汚れています。
クリーニング店では通常、白いダウンは汚れが目だつのできれいにしようと努力しますが、
濃い色のダウンは処理してくれません。
しかし目だたなくても汚れているのは変わりませんから、きちんとブラッシング処理をします。
モンクレールダウンジャケットには白いワッペンロゴがついています。白いだけに汚れが目だちます。
ここが汚れていると清潔感がなくなりますので、丁寧にブラッシングします。
ダウンが汚れるところは裾の下の外側と内側です。ここもブラッシング。
エリに続いて良く汚れているのは、袖口です。外側だけでなく内側は手に触れるところなので、皮脂がついています。
ひっくり返してブラッシングします。
他にも袖裏がテーブルに肘を置いたり立てたりするので良く汚れの多いところです。
押し洗い
最後に軽く手で押し洗いをします。
これは洗うと言うより石けんをダウンの済みまで十分にいきわたさせるという作業です。
ダウン洗浄マシーン
前処理の手洗いを終えると、洗浄マシーンに入れます。
これは石けんがダウンのすみずみまで行き渡らせ、汚れを落とし、そしてゆすぎ、脱水するのが主な目的で、強く洗ったりはしません。
これがモンクレールダウンジャケットの洗い方の重要なところです。
ダウンの表地の汚れだけでなく、ダウンに含まれている汗を除去し、絡まったダウンをほぐす、
しかし水鳥のグースの胸の部分の産毛にある油分を逃がさない方法です。
柔軟剤と撥水加工はやり過ぎない
ツヤのあるダウンジャケットに表面の光沢や発色を出すためにトリートメントというような柔軟剤を入れたり、
撥水加工をするクリーニング店がありますが、
柔軟剤は粘りがあるので、やり過ぎると中綿の羽毛が絡まり、保温性が弱くなります。
また撥水加工も同じくダウンが本来持っている通気性が損なわれます。
汗をかいても外に出れなくてダウンの中綿にこもってしまって汗がダウンの中に蓄積されてしまいます。
登山などのハードな着用ならまだしも、タウン着としては好ましいとは言えません。
乾燥は自然乾燥だけ
ダウンウエアの乾燥は自然乾燥が大原則です。一般のクリーニングでは乾燥機で乾かしてしまい自然乾燥をやりません。
ダウンは高い温度を嫌うのに、乾燥機で早く乾かすために温度が高くします。
さらにダウンは乾きにくいので長い時間をかけてかき回します。これがダウンを傷めてしまう最も大きな理由です。
タンブリングでほぐす
3日間自然乾燥して良く乾かします。それが終わると最後の洗い工程となります。タンブリングです。
タンブリングの目的は中綿の羽毛のほぐしとふくらみをつくり、ボリュームのあるダウンジャケットを作り出す工程です。
温かい感じがする程度の温度で短時間回転させ、さらに少し冷たく感じる温度で回転させます。
これはダウンに負荷をかけないで中綿の羽毛をほぐすためのだけの作業です。
仕上げアイロン
上手にタンブリングすることにより、表地のシワもきれいになってくるので、仕上げが簡単になります。
家庭用アイロンと違って業務用アイロンは蒸気が出る量を調節出来るレバーがついていて、
これを微妙に調節しながらアイロンをかけていきます。
細かいシワも伸びていきます。この技術はちょっとした職人技です。
袖裏はシワが多いので強目に蒸気を浴びせながらアイロンをかけていきます。
内側もすみずみまでアイロンをあてて袖裏もひっくり返してアイロンをかけます。
後ろ側のそで下部分は座ったりすることが多いので、シワがつきやすいので強めの蒸気を当てます。
残りの細かいところまで蒸気を行き渡らせて、仕上げのチェックを終えて完成です。
エグゼクティブのための高級クリーニング
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