高級ブランドモンクレールのダウンを洗う①プロが教える家庭での洗い方

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ダウンウエアの高級ブランドモンクレール

モンクレール(MONCLER)は、テントやシェラフ(寝袋)などの登山用具の製造していた創業者が、
極寒の山岳地域で活動するアルピニストのために、最高級のダウンウェアを作った事が始まりです。
その抜群の保温力と動きの良さや軽量であることから
モンクレールのダウンウェアは世界中のアルピニストから信頼を得ました。

また1968年、フランス、グルノーブルで開催された冬季オリンピックで、
フランス・ナショナルチームに、モンクレールのダウンウェアが公式ウェアとして採用されたことで、
モンクレールの高品質なダウンウェアは世界中に知れ渡ります。

毎年モンクレールは新作が発表されるとファッション界で話題になるなど、
タウンユースとしても絶大な人気を保っています。
モンクレールのダウンジャケットは、従来からグースの産毛を使用し、
品質を保つため、職人による手仕事による作業を行っており、
大量生産が出来なく、そのせいか価格的にも最も高級なダウンウェアです。

日本でもモンクレール(MONCLER)は高級なダウンジャケットブランドとして
冬のアウトドアスポーツやタウンウェアとして確固たる地位を築いています。

モンクレールダウンジャケットの洗濯

人気のダウンウエアブランドとあってモンクレールは、ネット上にも多くの洗濯方法の記載があり、
モンクレールを家庭で洗う方法についての以下のような記事がありました。
―― モンクレールのダウンジャケットは水に浮くため、手で洗います。洗濯機任せにして洗うことはできません。
洗濯機で30秒程脱水し、水を替えて5回すすぎます。最後のすすぎの時、柔軟仕上げ剤を入れて、2~3分の間水につけます。柔軟仕上げ剤で、仕上がりがソフトになります。
ダウンを解して均等になるようにします。表と裏から、ダウンジャケットを軽く叩くと上手にできます。もちろん、このときも陰干しのままです。防水のために、ダウンジャケットに防水スプレーをかけます。――

ダウンジャケットを家庭で洗う方法

では、高級クリーニング店クレアン流のダウンの洗い方の説明をしましょう。
まず最初にエリ、袖口、ポケット回り、裾の接触する汚れを中性洗剤(台所用でOK)でブラッシングして、前処理をします。
これをきちんとしておかないと汚れが必ず残ります。
―― モンクレールのダウンジャケットは水に浮くため、手で洗います。洗濯機任せにして洗うことはできません。――
との記載がありましたが、モンクレールに限らず、ダウンウェアは水流式の洗濯機では浮いてしまって洗えません。
しかし手洗いでも、中綿のダウンの汗を取るには何度も押し洗いをしないと水がしみこんでいかないので気休め程度でしかきれいになりません。
でもドラム式の洗濯機であれば衣類が縦回転するので、浮くことがなく洗えます。
たたき洗いをする感じで洗濯機の中の水の量を少し少なめに設定します。5分程度で洗い終わります。
洗いすぎるとダウンの油脂が取れてしまって保温性や、ダウンのふくらみがなくなりますのでご注意を。
―― 最後のすすぎの時、柔軟仕上げ剤を入れて、2~3分の間水につけます。柔軟仕上げ剤で、仕上がりがソフトになります――
との記載がありましたが、柔軟剤を使いすぎるとダウンに粘りがついて羽毛に絡み、ふくらみがなくなったり保温性も弱くなります。
柔軟剤にはシリコンなど油性のものが入れられています。
高級なダウンになればなるほど産毛のような柔らかい羽毛が使われていますので、
粘りのあるものは柔らかいダウンをふわっとさせないようにしてしまいます。

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次に乾燥です。

―― ダウンを解して均等になるようにします。表と裏から、ダウンジャケットを軽く叩くと上手にできます。もちろん、このときも陰干しのままです ――
との記載がありますが、ダウンは洗って脱水機に入れれば、必ず中の羽毛は絡んで片寄ってしまいます。
これをまんべんなく手でほぐすことは不可能といってよいでしょう。

絡んだ羽毛をほぐす方法は、自然乾燥をしてほぼ80%ぐらいに生乾きになったダウンを乾燥機でタンブリングします。
温度は40~50度くらい。コインランドリーは高い温度に設定されていますから使わないように。

以上の手順でやれば、一般のクリーニング店より上手なダウンのクリーニングが出来ます。
しかし仕上げの家庭アイロンには疑問があります。
表地のナイロンやポリエステルは着用時や洗うことにより細かいシワが出来ます。家庭用アイロンでは蒸気の量が少なく、その蒸気の力ではなかなかシワは修正できません。

家庭洗濯のまとめとして

前処理、洗剤の種類、洗濯機の水の量、乾燥のしかたなど、難しいことが多く、洗濯名人の主婦なら出来るかもしれませんが、
ダウンを家庭で洗うのは無理があり、モンクレールなどの高級ダウンとなると失敗は許されません。

クレアンのダウンウエアは水洗い

ファッションケアのクレアンは、ダウンを水洗いをします。
ダウンの保温性、ボリュームをなくさない。ふくらみを再現する。
そしてしっかり汚れとダウンの中にある汗を除去する。
クリーニング後は軽くなった気がするというお客様からご意見が多くあります。
一般のクリーニング店ではほとんどがドライクリーニングです。
ドライクリーニングは水鳥の油分を取ってしまい、保温性が低減されてしまいます。