衣替えのタイミングはいつ?コートの汚れはクリーニングが必要?

前回のクレアン広報室では衣替えの際には靴・ブーツもチェックしてみてほしいことをお伝えしました。

【メンテナンス事例】衣替えの季節は靴・ブーツもチェックを

今回は、衣替えのタイミングについてご紹介したいと思います。
秋冬シーズンから春夏にかけての衣替えはゴールデンウィークが良いタイミングになりますが、春夏物から秋冬への衣替えはいつがちょうど良いのでしょうか?

洋服は気温に合わせて選ぼう


毎日の洋服を選ぶときに、「今日は長袖かな」とか「1枚羽織るものを持って行こうかな」となんとなく感じるかと思います。
実は衣類と気温には深い関係があります。
衣類はファッション要素も楽しめますが、防寒や太陽の熱から体を守る役割もありますよね。そう考えると衣類が気温と密接な関係があるのも納得ではないでしょうか?

ウェザーニュースの調べによると、気温ごとにおすすめの衣類は次のようになっています。

・30℃以上:半そで(室内では羽織り物をプラス)

・25℃以上:半そでシャツ
ひなたは暑く、少し歩く日などは汗ばんでしまいますので、快適な衣類は半そでです。

・25℃未満:長袖シャツ
風が涼しく感じられることがあるので長袖シャツがあると安心!

・20℃未満:カーディガン
長袖のシャツの上に薄いカーディガンやベストなどの羽織り物が恋しくなります。

・16℃未満:セーター
ひなたはぽかぽか。ふんわりしたセーターなどの春・秋らしいトップスを1枚で着ることができる季節です。

・12℃未満:トレンチコート
風が体に当たると冷えてしまいますので、風を通さないコートを用意しましょう。

・8℃未満:冬物コート
冬本番!風がなくても空気が冷たいので、厚手のコートが必須になります。

・5℃未満:ダウンコート
ダウンジャケット、ダウンコートでできる限りの防寒を!手袋、耳当て、マフラーなどの小物も活用しましょう。

<参考>ウェザーニュース

 

秋冬向けの衣替えはいつがいい?

一応の目安になりますが、夏物から秋物への衣替えは最高気温が15℃~20℃程度のときに行うと良いと言われています。

地域別の目安としては、

・北海道(札幌):9月下旬
・東京:11月上旬
・福岡:11月中旬

くらいです。

でも、15℃と20℃ってかなり差がありますよね。笑
心地良いと感じる気温は人それぞれ違うものですが、20℃を下回る日が続いてきて、薄手のシャツとかブラウス1枚ではちょっと肌寒いと感じるようになってきたら、厚手のセーターなどの秋冬物の用意を始めると良いでしょう。

 

秋のファッションを楽しめる季節は短い!


ところで皆さんは、衣替えのときに秋物と冬物は一緒に出してしまいますか?
それとも冬物はもっと寒くなってから準備しますか?
わたしは面倒くさがりなので、まとめてドーンと出してしまいます。

このときに厚手のニットやざっくり編んであるローゲージカーディガン、ここ数年人気の衰えを知らないオーバーサイズのスウェットなども出してしまうのですが、こういう厚手の衣類ってダウンジャケットの下に着るには分厚すぎるんですよね。
でも1枚で着たり、薄手の長袖の上に着られる季節も意外と短いんです。

日本の春と秋が短くなってきていることはみなさん実感していることかと思います。
ちょっと早めに衣替えをすることが、秋の渾身のファッションをたっぷり楽しめるコツかもしれません。

 

ブランドコート、ブランドダウンのチェックはお早目に!


もし、前回のシーズンオフのときにブランドダウンをクリーニングに出さずに収納してしまったのなら、今シーズンは早めにクローゼットから取り出してチェックしてみて下さい。

汚れがついたまま保管してしまったブランドコート、ブランドダウンには、シミ、変色、黄ばみ、ファーの傷み、匂いなどもついていることがあります。
さらに、収納するときには汚れていないように見えても、時間が経つことで汚れが濃くなってしまうこともあります。

汚れが放置されている部分は生地そのもののダメージが進んでしまうこともあるので、なるべく早めにクリーニングに出すことをおすすめします。

 

洗えないコート類も、汚れ・匂いのチェックを

クレアンによくクリーニングのご相談をいただくコートに、マッキントッシュ(MACKINTOSH)ゴム引きコートとバブアー(Barbour)オイルドコートがあります。
どちらも最初は機能としての必要性から生まれたコートで、長い歴史を重ねながら常にブラッシュアップされ続ける洗練されたコートですね。

この2つのコートの共通点は、家庭洗濯は一切不可であること。
ネット上では、自己流で洗ってみたという口コミもありますが、美しい状態で長く着続けるためにも自己流のお洗濯はやめておきましょう。

ただし、どちらのコートも街のクリーニング店ではクリーニングをお断りされてしまうと思います。
なぜかというと、通常、コートのクリーニングはドライクリーニングになるのですが、ゴム引きコートもオイルドコートもドライクリーニングは不可だから。

ドライクリーニングは石油系の有機溶剤を使用するのですが、ゴム引きコートをドライクリーニングするとコートと防水テープの接着剤が溶けてしまい全てはがれてしまいます。
オイルドコートをドライクリーニングすると、コート表面に塗布してあるオイルがすっかり落ちてしまい、サラっとした厚手のコットンコートのようになってしまいます。
こういったトラブルを未然に防ぐために、お断りしてしまうお店が多いのです。

 

衣替えを機会にクリーニングをご検討下さい

オーダーメイドクリーニングのクレアンでは、ハイブランドのコートもゴム引きコートもオイルドコートも、全て水洗いすることができます。
コートの生地や汚れの種類に合わせて最適な洗い方をしますので、他社では洗うことができないNo Washの衣類もクリーニング可能なのです。

barbour(バブアー)オイルドコートとMACKINTOSH(マッキントッシュ)ゴム引きコートをクリーニングしませんか?

一見汚れていないように見えるコートでも、匂いが気になることがありませんか?
この匂いを落とすには水洗い(丸洗い)がいちばんです。
ご家庭用の消臭スプレーを使い続けると、今度はこのスプレー液が匂いやシミの原因になってしまいますよ。

年に数回の衣替えは、快適な衣類に入れ替えるだけでなく、衣類のダメージをチェックするにもとても良い機会です。
ご自分ではなかなか洗えない衣類の汚れの蓄積が気になったら、なるべくクレアンの早く水洗いクリーニングをご活用下さいね。
洗い上がりのさっぱり感と、コートがふわっと軽くなった感じをぜひ実感してみて下さい。