ビフォーアフター・トピックス 2023/01/24 10:59 投稿 2023/03/06 4:27 最終更新 バッグマイスターのメンテレポート2 Facebook Twitter Google+ feedly このページの目次1 難しい白のカラーリング修正2 DOLCE&GABBANA ドルチェ&ガッバーナ かごバッグのカビ除去3 バッグ(フルラ)の内布のシミ除去4 プラダ 布バッグ カビ5 おしゃれな大人用コードバンランドセル 難しい白のカラーリング修正 ドクロの模様をあしらったロエンバッグ。レアな逸品です。 でも、汚れが多く、白い部分が黄ばんできました。 上から見ても一目瞭然です。 バッグ専用のクリーニング、染み抜き作業を行い、残る黄ばみを、カラーリングで修正しました。 白や薄い色に、濃い色をカラーリングで覆うのは簡単ですが、白や薄い色に白や薄い色でカラーリングするのはとても大変です。 ビフォアの状態から、かなり改善できたと思われます。 DOLCE&GABBANA ドルチェ&ガッバーナ かごバッグのカビ除去 おしゃれなかごバッグ。持ち手と接続部品はレザーで、プレートにはDOLCE&GABBANAのブランドロゴが刻印されています。 細かく見ると、茶色い小さな斑点があちらこちらにあります。カビです。 高温多湿な日本では、植物性のかごにもカビが付いてしまいます。 カビ除去の溶剤を使用してクレンジング作業を行いました。 レザーに影響を与えないように保護して行います。 すっかりきれいになりました。 かごに限らず、レザー、キャンバスバッグで、もっとも多いトラブルはカビです。 梅雨の季節には、天気の良い日に陰干しを忘れずに、養生すればカビは防げます。 バッグ(フルラ)の内布のシミ除去 バッグの中で、飲料をこぼしたのでしょう。茶色いシミとなっています。 すぐに乾いたタオルで拭いたとのことですが、拭き取るだけではだめなのでしょう。 時間がたったら必ず変色してきます。 布部分を洗浄し、漂白しました。 飲料をこぼしたら、固く絞ったタオルで何度も拭き取れば、跡が残ることはないと思われます。 プラダ 布バッグ カビ 最も多いバッグのトラブルのひとつが、カビです。 6月から7月にかけての梅雨の時期に、クローゼットでビニール袋などで保管していると必ずカビが生えます。 このバッグはカビだらけ、かなり重症です。 カビは不溶性のいわば個体ですので、まずブラッシングして表面のカビを落とします。 そして、カビ落としのクリーニングです。 カビ落としのクリーニングで生地の奥まで入り込んでいるカビを除去します。 さらに変色している部分を修正。 最後に防カビ剤を噴霧して完成。しっとりとした風合いに仕上がりました。 おしゃれな大人用コードバンランドセル おしゃれなランドセル。コードバンとは元々馬のお尻部分の皮です。希少性、仕上がりの美しさから「革の宝石」とも呼ばれています。丈夫で水にも強くてランドセルには向いています。 デメリットは、傷つきやすいことです。 フチの部分は剥げていました。 コードバン用の染料を調合して、色補正(リカラー)いたしました。 肩ひもの傷も同じように修復しました。 背当ての革は柔らかくて吸湿性のよい豚革が使われていて、 汗が染み込んでいますので、クリーニング&クレンジングできれいになりました。 コードバン特有のツヤと質感が取り戻せたと思います。 ご注文 料金表 Facebook Twitter Google+ feedly