【お客様のご感想】レザージャケットの変色やカビ。諦めるしかないの?

そろそろ10月も終わりで、気温がぐんと低くなる日も増えてきましたね。
レザージャケットを楽しむにはちょうど良い季節なのではないでしょうか。

 

レザージャケット・革ジャンによくあるダメージ


久しぶりにクローゼットからレザージャケット・革ジャンを出してみたら・・・

「こんなに汚れてたっけ?」
「こんなに色があせてたっけ?」
「これ、もしかしてカビ?」

なんてことは本当によくあります。
特に心配なダメージがカビです。レザージャケットはカビが生えやすい衣類で、汚れがついたまま保管してしまったり、汗や水濡れ、空気中の湿気を吸ってしまうことでもカビが発生することがあるのです。

もし、前回のシーズンオフのときに何もメンテナンスしないままクローゼットに長期収納してしまったなら、早めにカビをチェックしてみて下さいね。

 

レザージャケット・革ジャンのダメージはどうすればいい?

もしレザージャケット・革ジャンにカビなどのダメージを発見しても、すぐに諦めないで下さい。

カビのメンテナンス

ご家庭にあるものでカビに有効なものは、アルコールスプレーです。
ポツっとシミのようについているカビなら、アルコールでふき取ることも可能です。
ただし、カビはアルコールで落ちるのですが、革製品と塗装はアルコールに強くありません。

これ、私のお財布なのですが、丸枠の部分が変質していますよね。

財布と一緒にバッグに入れていたアルコールスプレーが液漏れして付着してしまったんです。革が変質したというよりも、表面のコーティングが溶けたという感じだと思います。

カビをサッと拭きとる程度のアルコールスプレーなら問題ないことも多いのですが、必ず目立たない部分で試してみてくださいね。

 

色褪せ、日焼けのメンテナンス

レザージャケット・革ジャンは紫外線や着用によって、どうしても部分的に色あせたり日焼けをしてしまいます。
色あせ・日焼けは洗ってもどうにもなりませんので、上から塗りなおす技術が必要になります。

小範囲でしたら、市販の革用カラー剤を試してみても良いと思います。
注意点としては、自己流でのメンテナンスは失敗するリスクも高いことでしょう。

これからも長く着られるように塗りなおしたい、全体の色を変えたいという場合は、クレアンにお任せいただくことを強くおすすめいたします。

また、雨粒がポツっと当たった部分が染みてしまう「水シミ」ができてしまうこともあります。
水シミは固く絞ったタオルでシミとそうでない境目をポンポンと叩きます。輪郭をぼかすことで目立たなくすることができますよ。

 

レザージャケット・革ジャンのメンテナンス事例

日焼け、変色、カビなどのダメージが発生してしまったレザージャケット・革ジャンをクレアンでメンテナンスさせていただいた事例をご紹介します。

レザージャケットの染め替え


こちらはクレアンがお客様よりお預かりした革ジャンです。
色が濃い部分と明るくなっている部分がありますが、使い込まれている雰囲気が素敵です。
ただ、合わせる服装によってはゴツさが目立ってしまうかもしれません。

お客様のご希望にあわせて、全体を黒に染め替えをした状態がこちらです。

レザージャケットやレザーバッグのような凹凸がある製品をムラなく再染色するには高い技術が必要になります。
まずは事前に丁寧にクリーニングして、再染色の邪魔となる汚れと古いオイルを落とします。
レザーの染め替え専門の職人が1,000種類以上もの染色材料の中から素材にふさわしい染料・顔料を調合して、エアスプレー、ブラシ、筆などを使い分けながら染色していきます。

 

ムートンコートにカビが!


こちらはムートンコート。一見キレイなのですがカビによる変色と繊維の変質があり、多数のクリーニング店でメンテナンスを断られてしまったのだそうです。

こちらもクレアンでクリーニングと染め替えをさせていただきました。

ちなみにムートンとは毛皮の裏側をきれいに整える加工を施して、この裏面を表地として使用できるようにスエードに仕上げた羊の毛皮のこと。
大変キメが細かいため、染め替えにはスムースレザーやスエード以上の技術が必要になります。おそらく、ムートンの染め替えが可能なクリーニング店はほぼ存在しないと思います。


染め替え前の袖の部分です。ポツポツとシミがありますね。
これはカビの跡なんです。カビそのものはクリーニングで落とせるのですが、カビが変色してしまってできた跡は必ずこのように残ってしまいますので、目立たなくするには染め替えが必須となってしまいます。


染め替え後がこちら。カビ跡がしっかり隠れて、落ち着いたカラーになりました。
スエードのしなやかな質感も損なわれていません。

 

お客様の声

クレアンにレザージャケット、革ジャンをクリーニングをご依頼下さったお客様の声をご紹介いたします。

修理をお願いしておりましたレザージャケットが綺麗に修理されて届きました。
ダメージがひどくてとても困っていたので、本当に助かりました!
夫もとても喜んでおります。
クレアンさんの丁寧なお仕事に大変感謝しております。ありがとうございました。
とても古い革ジャンのクリーニングをお願いしました。
手入れをしていなかったので損傷もひどい状態だったのですが、とても綺麗になって戻ってきて嬉しいです。
これからは手入れをしながら大切に着ていきます。
ありがとうございました。
このたびは、クレアンにレザージャケットのリカラーをお願いしました。
使い込んできた風合いを残しながら色落ちが強いところを補修してほしいとお願いしたのですが、とても良い状態になっていました。
ありがとうございます。
お願いしたラムスキンのシャツが送られてきました。
とても仕上がりが良く気に入りました。
新しいものを購入するよりも嬉しさが大きいです。またお願いします。

 

お気軽にご相談ください

レザージャケットをはじめとした革製品はカビが発生しやすく、どんなに大切に着用していても日焼けや変色がおこることもあります。

やはりダメージが進行する前に補修したほうがキレイになりやすいので、ご自分でメンテナンスするのが難しいようなダメージを発見したら、なるべくお早めにクレアンにご相談下さいね。

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