シャネルの定番「MATELASSE」マトラッセのクリーニング
さまざまな素材で楽しむマトラッセ
シャネルのバッグをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
シャネルのバッグの象徴といえば、チェーンとキルティングのショルダーバッグ「マトラッセ」ですよね。
マトラッセのバッグ、今でも大人気です。
ラムスキンの定番からツイードまで現在では幅広い素材やデザインで、人々の人気を集めています。
耐久性とデザインを兼ね備えた優れもの
誕生は1955年マトラッセの定番ショルダーが世に出ました。
マトラッセとはフランス語で「MATELASSE」と表記され、フランス語でキルティング素材を表します。表裏2枚の生地を別糸で接合したように織っており、表と裏が縫い合わされた部分は裏糸の張力でへこんでいます。
その他の部分は膨らむ造詣によって美しい凹凸模様が出来上がることから、日本では「ふくれ織」と言われているそう。
そして柔らかな素材の耐久性を高めてくれます。
シャネルのマトラッセは斜めにステッチをかけ誰が見ても一目でそれと分かるダイヤ形格子状に仕上げています。
【マトラッセのお手入れ方法】
マトラッセラムスキンは、皮製品の中でも大変デリケートな素材なので、正しいお手入れが必要です。
皮製品というと、ワックスやオイルでのお手入れが基本になりますが、シャネルのマトラッセのラムスキンには、ワックスやオイルを使用しないのがお手入れの基本と言われています。
ただ、ホホバオイルやミンクオイルなどの成分の弱いオイルをつけて、薄く乾いた布で拭く分には問題ありません。
レザーは女性のお肌と同じようにデリケートで、オイルやワックスなどを使わないと乾いて硬くなってしまいます。
【クレアンのクリーニング】
クレアンのバッグ・鞄クリーニングと修理は、バッグ製造技術者がメンテナンス・修理を行っています。
バッグの製造工程を熟知している、世界中のブランドバッグの素材を熟知しているからこそ、高度で専門的なケアとメンテナンスができるのです。
リカラー(色補正)の道具は、専用のスプレーガンや筆、エアブラシなど、用途に合わせて100種類。
レザーですから、洗うだけではシミは残ります。
その後染色(リカラー)をします。ほとんどのバッグクリーニング専門店は染色ができません。
バッグメンテのクレアンでは、お客様とご相談しながら、高い染色技術で修復までいたします。
金属部分の色あせも、メッキ再加工で美しく蘇りました。
※メッキ再加工は、お品物ごとに料金が異なるため実際にお品物拝見後のお見積となります。
女性を自由にしたマトラッセの歴史
現代では、男性も女性も一般的に使われているショルダーバック。
当時は女性向けのショルダーバッグは存在せず、ハンドバックを使用するのが一般的でした。
ハンドバッグは、手が使えず不自由な思いをしていました。
シャネルは革紐をつけて肩に掛けるようにしてみました。
そこから、チェーンに革を通したマトラッセのチェーンショルダーが誕生しました。
マトラッセのショルダーバックに人気が出たことによる影響で、女性用ショルダーバックの認知も増えることになったのです。
ココシャネルはここでも女性の自由、動きやすさを考えたデザインを取り入れているわけです。
実用性を好むシャネルの精神がよく表れています。
誕生から半世紀以上経った現在、今や数え切れないほどの様々なデザイン・素材・色・サイズでマトラッセ・チェーン・ショルダーは作られてきました。
それでも、ファーストシャネルとして持つとなると黒のラムスキンで幅23cmか25cmのものが定番といえるでしょう。
シャネルのマトラッセ、チェーンショルダーといえば、海外のセレブやモデルに愛され、今では女性の憧れのバッグとなり、素材はラムスキンだけではなく、キャビアスキン、布素材(キャンバス地)など、色々な種類が出ています。
現在でもシャネルは決して安価とは言えません。
ですが、人気があるのは実用性とデザイン両方を兼ね備えているからではないでしょうか。
クレアンの思い
「クリーニングのコンシェルジュ」クレアンのクリーニングは、他社と比べて決して安価とは言えません。
でも技術に自信があるからこそ、また職人の技術を駆使してメンテナンスしているからこそ、お客様にも納得していただけるお値段だと思っております。
クレアンでは、物や情報があふれた世の中で、私たちが技術を提供し、お客様にいつまでも長く出会ったモノを使ってほしいのです。
ココシャネルと同じように、いつまでも長くお客様に愛していただけるようにクレアンでは日々真心を込めた手仕事をしております。
様々な面からお客様のファッションライフをサポート致します。