ルイ・ヴィトンのヴェルニ「ヒューストン」エナメル変色の色替え!ビフォーアフター

かつての憧れルイ・ヴィトンのヴェルニシリーズ

louis_vuitton

みなさんブランドバッグというと、どんなブランドを思い浮かべますか?
私は何と言っても、ブランドバッグで最初に頭に浮かぶのが「ルイヴィトン」です。
他にもエルメス、シャネル、プラダ、グッチ、クリスチャン・ディオール、フェラガモ、アルマーニ、などたくさん有名ブランドはありますが、爆発的な人気を誇ったのがルイ・ヴィトンでした。

そんなDCブランドブームの真っ只中である1998年に発売されたヴェルニシリーズ。
この時の注目は今では考えられない程のものだったと記憶しています。
発売当初は、パステルカラーの美しい艶のあるバッグに女性は魅了されたものです。
ですが、モノグラムシリーズに比べてヴェルニシリーズは価格が高く、持っていると「イバれる」そんな存在でした。
この頃ルイ・ヴィトンのデザイナーに今では有名なマーク・ジェイコブスが就任された後に発売されたバッグで、とにかく注目度が高かったことを記憶しています。

今日お届けするビフォーアフターは、そんなイバれるヴェルニシリーズ「ヒューストン」トートバッグをお届けします♪

エナメル素材の例

ビフォー
アフター

エナメルバッグと聞いて、みなさんはどんなバッグを想像するでしょうか?
私が想像するのは、ブラックのつるつるしたバッグです。
ですが、私たちが持っているバッグ・小物の中にはエナメルと思っていなくてもエナメル素材のものがたくさんあります。

例えば、下の写真はGUCCIの「グッチシマ」シリーズのカードケースですが、これもエナメルカテゴリーとなります。

下の写真はツモリチサトの「ネコパンチ」シリーズの財布ですが、表面がエナメルになります。

見分け方は簡単です。
艶があるかないか
どんな色のバッグでも、つるつるとした鏡のような表面の場合はエナメルになりますので参考になさって下さい。

エナメル再加工とは

ビフォー
アフター

さて、エナメル再加工と聞いて、
「どんなことをするのだろう?」
そうお思いになる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
なので、クレアンのエナメル修復バッグクリーニング+エナメル再加工の手順をご紹介します。

  1. 表面のエナメルを除去します。
  2. クリーニングを施します。
  3. 職人が色を作り、リカラーをします。
  4. エナメル加工を再度施します。

この4つの手順が出来るクリーニング店はなかなかありません。
ですが、論理的に考えてみるとエナメルバッグのリカラー・色替えをするには表面のエナメルを除去してからでないと綺麗に仕上がらないことがお分かりになるのではないでしょうか。
このヒューストンも、経年の色あせで元の色がわからない程になっていましたが、上記の手順の作業をすることで新品と見間違うような仕上がりになっています。

エナメルバッグの汚れ

ビフォー
アフター

エナメルの汚れやシミを取ろうとした時に、
「拭いても全然落ちなかった」
そんな経験がある方もたくさんいらっしゃると思います。
では、なぜ表面を拭いても取れないのだと思いますか?
それは、エナメルの中に汚れが入ってしまっているために表面を拭いても汚れに届かないからなのです。
クレアンのエナメル再加工なら、エナメルを除去してからクリーニング・リカラー作業をすることで、とても美しい仕上がりになります。
もちろん、バッグによって状態がまちまちですので、必ず美しい仕上がりになるとは言い切れません。
ですが、かなり状態の悪い(色あせが酷く、シミもはっきりと分かる状態)バッグでも、エナメル再加工をすることで綺麗になることが多く私たちも仕上がりを見て驚くこともしばしばあるのです。

同じバッグか疑いたくなった方へ

ビフォー
アフター

このバッグが本当に同じものなのか?
そんな疑問が浮かんでくるくらい、劇的な違いがあるビフォーアフターですよね。
そこで分かりやすい証拠の部分をご紹介します。
ビフォー画像のチャックの布の色をご覧下さい。
元の色が鮮やかな水色だということがお分かりになるのではないでしょうか。
アフター画像では、チャックの布の色と表面の色が同調していますよね。
これで、イバれるヴェルニに生まれ変わりました!

エナメル再加工の料金

バッグ料金表はこちら

リカラー・色替え・エナメル再加工の場合は、バッグのつくりによって追加料金等がかかる場合がございます。
また、ロゴの金具などが付いている場合は金具の装着方法や形状により料金が変わる場合がございます。
そのため、価格はあくまで参考価格としてお考えいただければと思います。

エナメルレザーバッグのお手入れ方法

見た目よりも繊細なエナメルレザー

ここまで読み進めてこられたあなたならお分かりかと思いますが、エナメル革素材(パテントレザー)は見た目ほど扱い易い素材ではありません。
実際は、レザーの上にエナメル樹脂加工がされているつくりの素材のため、レザー以上にデリケートな素材なのです。
そこで、自分でも簡単に出来るエナメルレザーのお手入れ方法をご紹介します。

簡単!エナメルレザーバッグのお手入れテクニック

エナメルレザーのお手入れ

  1. 使用後、中に入ったものを全て取り出します。
  2. メガネクリーナーのような柔らかい布で、ゆっくり時間をかけて力を入れずに拭いていきます。
  3. 冷暗所・風通しのいいところで、バッグを立てることが出来る場合は立てて一晩放置することでムラなく乾かします。
  4. 突発的に汚れが付いたら素早く柔らかい布で拭き取ります。
  5. 雨の日など使用していなくても、湿気を吸ってしまったと思ったらすぐに乾かすことが重要です。

劣化を防ぐ一番の方法

エナメルレザーが一番嫌うことは何だと思いますか?
それは「湿気」です。
日本は高温多湿の気候のため、特に湿気に気をつけなければなりません。
ヨーロッパで作られたバッグの場合、ヨーロッパのカラッとした気候に合わせたつくりになっていることも多く、日本でそのバッグを使用すると「湿気」によって劣化が早まってしまいます。
逆に言えば、湿気を防ぐ環境で保管することで寿命が3倍延びるということも簡単に起こってしまうと言えるのです。

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