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こだわりの先にある運命のドレス
結婚式で着るウエディングドレスのラインや素材、トレーンの長さなど、花嫁になる方はたくさんのブランドのドレスの中から大事な1着を選ぶことでしょう。SNSが普及する時代だからこそ、より一層ドレス姿の写真へのこだわりもあるのではないでしょうか。今回は日本でウエディングドレスが着られるようになった背景やプレタクチュールドレスについて紹介します。プレタクチュールとは、デザインや生地は既成の物から選ぶことになるが自分の体に合わせたドレスをオーダーできる、いわばセミオーダードレスのことです。自分だけのオンリーワンなウェディングドレスを作ってみてはいかがでしょうか。
また、「せっかく購入したのに外での撮影でドレスが汚れてしまった」、「使用後のケアはどうしたら良い」などお手入れや取り扱いについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ウエディングドレスの歴史
白いウェディングドレスが生まれたのは17世紀末と言われていますが、ヴィクトリア女王の婚礼衣装が白だったことから定番化し、一般に普及したのは18世紀後半、そして日本では、1873年にオランダなどとの貿易が盛んな長崎で行われた結婚式で花嫁がウェディングドレスを着たことが初めてと言われています。
世紀のご成婚とも言われた昭和34年(1959年)に、皇室へ嫁いだ正田美智子さん(現・上皇后陛下)と当時の皇太子様(現・上皇陛下)のご結婚は日本でウエディングドレスが大流行するきっかけとなりました。
日本のウエディング界の先駆者
日本のウエディング界の先駆者である桂由美さん。
結婚式は和式が主流、洋式は全体の3%という時代の1964年、日本人デザイナーの桂由美さんが日本初のブライダル専門店をオープンしました。
すべては『花嫁を一番美しく輝かせるため』という4つの美学
1.「体型を選ばず理想のプロポーションを描く魔法のドレス」の「ユミライン」は代表作。
2.360度どこから見られても美しく、見る角度により様々な表情を演出するデザインのドレス。
3.「素材は世界最高のもの」にこだわる。
4.カットワークや刺繍、プリーツなど細部にわたる繊細なテクニック。
YUMI KATSURA プレタクチュールドレス4選
真新しいドレスを身にまとって迎えられるプレタクチュールのドレスは、お気に入りのドレスをご試着後、既製のサイズで一から製作。お客様一人ひとりのボディラインに合わせて微調整を行います。
出典:https://www.yumikatsura.com
YUMI KATSURA プレタクチュールドレス①
商品名:PY-13071
価格:40万円〜
タイムレスドレスとして大人気のプリンセスラインのドレス。チュール素材の土台にシルバーコードの刺繍をウエストに向かい上半身は両脇に、スカート部分はのぼり柄となっています。オフショルダーのケープ風の袖は取り外しが効くので挙式と披露宴(パーティ)でのイメージチェンジが可能。共レースを施したロングベールはマリアベールにしてバージンロードの後ろ姿を高貴に演出することもできます。
YUMI KATSURA プレタクチュールドレス②
商品名:PY−13921
価格:40万円〜
くり抜き技法を用い贅沢にあしらったコードレースがロングトレーンを彩っています。パコダスリーブが上品なジレは着脱が可能です。
YUMI KATSURA プレタクチュールドレス③
商品名:YB−15004
価格:50万円〜
さざ波を打つような繊細な曲線がエレガントさを引き立てる総エンブレースのウエディングドレス。裏地をベージュにすることでレース柄が立体的に美しく浮かび上がるよう構成されたデザインです。着脱可能なオーバースカートはビジューベルト付きです。
YUMI KATSURA プレタクチュールドレス④
ミカドの張り感を生かしたシンプルなデザインはバックスタイルのリボンがポイントです。着脱可能なボレロが程よい可憐さを演出します。
ウエディングドレスのクリーニングはクレアンへ
思い出の詰まった大切なウエディングドレス。花嫁さんの後ろ姿を演出するトレーンは挙式中、パーティー中、撮影時と歩くたびに引きずるため汚れます。気をつけていたのに、食事の際に染みができてしまうとショックですよね。家では洗えないし、洗わずに保管などはできません。街のクリーニング店でクリーニングしてもらえるのだろうか、という疑問もあると思います。でもそんな時は高級クリーニングのクレアンにお任せください。
→高級素材専門のクリーニング店クレアン
1点1点隅々まで洗うアクアシャワー洗浄
複雑で繊細な素材のウェディングドレスは、洗浄機では洗いません。装飾や繊細な素材で縫製されているドレスを、ワッシャーなどの機械の中で撹拌することは決して良いことではないからです。ドレスは大事に大切に扱わなければならないのです。
アクアシャワー洗浄は、40度のシャワーをドレスになじませ、石鹸バブルとブラッシングによる手洗いクリーニング技法です。
シャワーでドレスを十分になじませたところで、石鹸バブル(泡)が掛けられます。洗浄力が強くて決して繊維を痛めることのない特製石けんですから、汗汚れなどはバブルの力で溶けていきます。
バブルが十分にドレスに染みこんだら、つぎにウェディングドレス全体をブラッシングしていきます。
汚れの箇所を見つけ、軽くブラッシングするだけで、トレーン裏の黒い汚れなども除去されます。
ワイン染みのクリーニング
これはワインのシミです。色を見るとまだ新しいシミのようです。このワインしみを放置しておくとやがて酸化してきます。そうなると特殊な漂白作業を行わないと元にもどりません。
石鹸溶剤でブラッシングすることで、すっかり綺麗になりました。
ドレスのアイロン仕上げ
ウェディングドレスアクアシャワー洗浄と低温乾燥は、シルエットや形を崩さない、シワができにくい利点があるので、アイロン仕上げが比較的楽になります。
ドレスの保管もできるクレアン
クレアンでは真空パックでウエディングドレスを保管することができます。
ウェディングドレスのクリーニングが終わると、ドレスを点検し、真空パックの準備に入ります。
※当面の間、真空パックの納期は3ヵ月程度となります。
一般的な真空パックと違い少し膨らませてあるので、たたみじわなども少なく保管できます。ドレスをコンパクトに収納出来るように専用の箱にお入れしてあります。
ガラス繊維で作られたパックは透明ではありません。真っ白いウエディングドレスは、ガラス繊維のパックを通して見ると少しクリーム色に見える事があります。
思い出の詰まった大切なウエディングドレスの美しさを保てるよう、クリーニングと保管はクレアンにお任せしてください!