冬はもちろんのこと、春秋にかけてもおしゃれなブーツは必需品です。
おしゃれは足元から、というように素敵なブーツはスタイルの決め手になるといっても過言ではありません。
特に高級なブーツに足を通すと愛着もわきますし、長く使用するため大切に扱いたくなるものです。
ただ、ブーツを選ぶときにこんなことで悩むことも。
「自分のファッションと合うブーツがわからない」
「革はどんなものがいい?手入れのしやすい素材はどれ?」
「どこのブランドで買えばいいのかわからない」
「毎日の手入れや長持ちする方法が知りたい」
そこで本記事では、スタイルに合うブーツの種類や革の特徴、おすすめのブーツブランドやアイテム、お手入れと保管方法を紹介します。
高級メンズブーツの選び方は?
普段、洋服を選ぶときにどんなことを基準にしていますか?
ブーツも服と同じで、自分が好きなファッションスタイルや素材、ワンポイントなどをチェックして選ぶようにしましょう。
こちらでは、ファッションスタイルによってのブーツの選び方や素材の特徴、留め具などのポイントの種類などを紹介します。
普段のファッションのスタイルやシルエットで選ぶ
まずは、自分の好みのファッションや普段のスタイルに合わせてブーツを選びましょう。
種類 |
特徴 |
スタイル |
ワークブーツ |
元々は労働者のための作業用のブーツ。 くるぶしが隠れるくらいの高さのものが多く、ブーツ初心者にもおすすめ。 素材はスエードからレザーまでさまざま。 |
カジュアル |
エンジニアブーツ |
ワークブーツの一種ですが、エンジニア向けの安全靴。 サイドジップで着脱が簡単なのも特徴。 シンプルだが、ワイルドな印象に仕上げたい方におすすめ。 |
アメリカンカジュアル |
カントリーブーツ |
元々は狩り用のシューズ。 メダリオンやステッチが特徴的で、上品なデザインでありながら、丈夫で頑丈。 カジュアルだが、きれいめファッションを意識している人におすすめ。 |
きれいめブリティッシュカジュアル |
サイドゴアブーツ (チェルシーブーツ) |
くるぶしが隠れる程度の丈が多め。 フィット感があり着脱しやすいのが特徴。 ビジネスやフォーマルシーンでも使いやすく、スマートなブーツを探している人におすすめ。 |
フォーマル・きれいめ |
チャッカブーツ |
シルエットがポロ用の靴に似ていることから、ポロの一試合を表すチャッカからつけられた名前。 くるぶし程度の丈で、靴底は薄いレザー素材なのがポイント。 スムースレザーだとフォーマルに、スエードだとカジュアルな印象になる。 |
フォーマル・きれいめ |
デザートブーツ |
チャッカブーツの一種。 砂が入らないように足首を覆うデザインが特徴。 スエードで程よくカジュアルダウンするため、デニムやチノパンなどと合わせるのがおすすめ。 |
カジュアル・きれいめ |
ミリタリーブーツ |
軍隊で使われていたロングブーツ。 ジップアップのものが多く、着脱しやすいのがポイント。 ごつめのシルエットのものから、すっきりキレイめにまとめたものまでさまざまなデザインを選ぶことができる。 |
ワイルド・きれいめ |
色々な種類がありますので、自分の持っているアイテムや理想のスタイルによってチョイスしましょう。
革や素材の好みで選ぶ
メンズブーツの素材も多種類あり、同じデザインでも素材によってすっかり印象が変わることもあります。
素材の種類や特徴を紹介します。
種類 |
特徴 |
オイルドレザー |
動物の油でなめした革のこと。 撥水性が高く、しっとりしているのが特徴で、柔らかく、足になじみやすい素材です。 油分が多い革なので汚れを吸着しやすく、こまめにお手入れすることが大切です。 |
スムースレザー |
なめらかな質感の素材で、別名ガラスレザーと呼ばれる。 防水性を高めて丈夫になるよう塗装が施されている革で、特に表記がない場合はこちらが使用されていることがほとんどです。 |
スウェード |
牛や羊などの裏革をけば立たせたもの。 独特の光沢感ややわらかさ、温かみのある見た目の素材。 撥水性に優れており、防水加工を施しておけば雨の日にも着用することができます。 |
ヌバック |
革の表面(外側)を起毛したもの。 独特の柔らかみがありますが、スウェードよりヌバックのほうが厚みのある仕上がりなのが特徴。 油汚れや日光に弱いので、日ごろから手入れが必要です。 |
外見の特徴はもちろん、お手入れの手間なども普段から使用するのであれば重要です。
ブーツを購入する際は、素材をしっかりチェックしましょう。
留め具などのワンポイントで選ぶ
ステッチや留め具の種類もブーツを選ぶときにはとても重要なポイントです。
ファッションスタイルはもちろんのこと、着脱のしやすさにも関わりますので、特徴をしっかりチェックしてからチョイスしましょう。
1、レースアップ
フィット感がばっちりのレースアップは、壊れにくく、自分の足のサイズに合わせられるため長時間の着用におすすめです。
着脱のたびに紐を結びなおしたりしなければならない手間がありますが、靴ひものデザインも自分の好みに合わせて選ぶことができます。
2、ジップアップ
ジッパーの開閉だけで済むので、着脱が楽なのが人気の理由。
内側にジップがついていて、デザインを邪魔しないものもあるので、さまざまなスタイルに用いることができます。
ジップの開け閉めの時に革を噛む場合があり、ジップが壊れてしまうこともあるので気を付けることが大切です。
3、サイドゴア
くるぶし付近がゴム生地になったものをサイドゴアといいます。
着脱が楽で、フィット感も抜群なのが特徴です。
ゴムの劣化があるのがデメリットですが、メンテナンスができるブーツもありますので購入する際は店頭で確認しましょう。
高級メンズブーツのブランドのおすすめアイテム
メンズブーツのおすすめブランドやアイテムを紹介します。
RED WING
出典:https://redwingheritage.jp/item/00875.html
いわずと知れた「キング・オブ・ワークブーツ」ブランドと呼ばれるRED WING。
ワークブーツはもちろんのこと、サイドゴアブーツも上品なデザインのものが取り揃えられています。
商品名 |
種類 |
6インチ クラシックモック |
ワークブーツ |
クラシックチェルシー |
サイドゴアブーツ |
クラシックモックはカラーバリエーションもそうですが、ステッチや素材がスエードのものなど、好みのタイプに合わせて購入することができます。
クラシックチェルシーの革は、着用すると中に含まれるオイルが移動して色が変わるレーザーを使用しており、長年履けば履くほどいい味をだしてくれるアイテムです。
WESCO
出典:https://emptygarage.jp/SHOP/WESCOSTOCK178.html
ワークブーツブランドといわれていますが、エンジニアブーツもスタイリッシュなデザインのものが多く、人気を集めているWESCO。
オーダーメイドができる上に、リペア(修理)も細かく対応してくれるので、長く愛用するのにおすすめです。
商品名 |
種類 |
BOSS ブラック ダブルストラップ |
エンジニアブーツ |
OSS ブラック スムース&ラフアウトレザー |
エンジニアブーツ |
BOSSはエンジニアブーツのシリーズです。
ダブルストラップはスタイリッシュに見せてくれますし、フィット感のあるブーツをお探しの方にぴったりです。
スムース&ラフアウトレザーは2種類の革なのがポイント、起毛部分やステッチでカジュアルダウンすることができます。
Tricker’s
出典:https://www.tradingpost-online.jp/TRIM2508A12_ACORN
ラインやデザインが美しいのもそうですが、ソールも歩きやすいものにこだわったTricker’s。
カントリーブーツを主に扱っておりますが、起毛タイプやサイドゴアタイプなど好みのものをチョイスすることができます。
商品名 |
種類 |
MALTON ウィングチップ |
カントリーブーツ |
サイドゴア ブローグブーツ ダイナイトソール エイコーンアンティーク |
カントリーブーツ |
ウィングチップはベーシックなカントリーブーツであるのに対し、サイドゴアブローグブーツはその名の通り、カントリーブーツにサイドゴアがついているデザイン。
クッション性に優れており、カジュアルなアイテムなので、きれいめなブリティッシュファッションにぴったりのアイテムです。
ブーツを長持ちさせるには?日常の手入れや保管方法
革は毎日のお手入れで使用できる年数や、また日常の革のツヤ具合も変わってきます。
正しくメンテナンスして長く愛用しましょう。
日常の手入れ
まず、日ごろブーツを使用したあとの手入れ方法を紹介します。
1、靴用のブラシで優しく汚れを落とす。
2、専用クリーナーで汚れを取りきる。
3、油分の補給。
4、仕上げに磨くor防水スプレーをかける。
靴用ブラシであらかたの汚れを落とした後は、専用のクリーナーで取り切れなかった汚れを除去します。
油分の補給はスエードやムートンには必要ありませんが、起毛タイプは仕上げに防水スプレーが必須です。
素材によって防水スプレーが使えないものもありますので注意しましょう。
ブーツの保管方法
次にシーズンにより、しばらく使用しないブーツの保管方法を紹介します。
1、クリーニングに出す。
2、ブーツキーパーやシューズキーパーを使用する。
3、乾燥剤をいれてシューズボックスへ
4、定期的に風通しのいい場所にだす
日ごろからきちんとお手入れしているといっても、汗や皮脂などの見えない汚れもありますので、定期的にクリーニングに出すことは大切です。
型崩れを予防するためにも、キーパーを使用して湿気が溜まらないように乾燥剤をいれておくことや、風通しの良い場所に出すことも長持ちさせるコツです。
自分に合ったブーツで、快適な日々を
本記事では
・スタイルに合うブーツの種類や革の特徴
・おすすめのブーツブランドやアイテム
・お手入れと保管方法
を紹介しました。
足元だけで印象をガラッと変えてくれるブーツ。
ぜひ、一足お気に入りを見つけてみてください。