秋から冬の定番ファッションであるピーコートは、どの世代にも愛用されています。
しかし、ピーコートのお手入れをついサボってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事ではピーコートの正しいお手入れ方法を紹介します。
特にハイブランドのピーコートを持っている方は、いつでも使えるよう丁寧なお手入れをしていきましょう。
お手入れ自体はさほど難しくありませんので、ぜひ取り入れてみてください。
このページの目次
ビジネスシーンでも着こなせるピーコートとは
出典:https://www.buyma.com/item/49195768/
ピーコートは元々イギリスの海軍がセーラーシャツの上に着用できるコートとして開発されたのが起源です。
船上では風向きが変わりやすく、左右どちらから風が吹いても上前を変更できるようピーコートはボタンが2列になっています。
その他にも以下のような特徴があります。
・防寒性に優れたメルトン生地
・手を温めるためのマフポケット
・碇のマークがついたボタン
ただし、現在ではファッション性を重視しており、ポケットの位置やボタンのマークなど定義にこだわらないピーコートも多いです。
ハイブランドでもピーコートは販売されている
出典:https://www.buyma.com/item/73292038/
ピーコートはウールやコットンを採用するのが一般的ですが、ハイブランドのモデルになるとカシミヤなどの上質素材を使用したものもあります。
ハイブランドのピーコートは素材やデザインにもこだわりがあり、オシャレなだけではなく暖かさも保持できる機能性の高さも魅力です。
以下のようなブランドを例にピーコートを販売しています。
・グッチ(GUCCI)
・ディオール(DIOR)
・マッキントッシュ(MACKINTOSH)
・サン・ローラン(SAINT LAURENT)
・セリーヌ(CELINE)
・バーバリー(BURBERRY)
・サルバトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)
自身の好きなブランドを調べてみれば、必ずといっていいほどピーコートは販売されていますので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。
ハイブランドのピーコートを自宅でお手入れする方法
ハイブランドのピーコートを自宅でお手入れする場合、どのような点に気をつければいいのかをまとめました。
さほど難しい工程はないので、比較的どなたでもお手入れ可能です。
愛用しているピーコートがあれば、正しいお手入れで長く着れるようにしていきましょう。
着用後はブラッシングをする
出典:https://cleaning-abc.com/p-coat/
ピーコートのお手入れの基本はブラッシングです。
ピーコートを着用すると目に見えないホコリや汚れが付着しており、放置したまま収納すると虫食いや生地が傷んでしまいます。
繊維の隙間に入り込んだ汚れを取り除くためには、ブラッシングが有効的なので、できれば使用する度、最低でも1週間に1度のペースで行っていきましょう。
ピーコートの正しいブラッシング方法
出典:https://oceans.tokyo.jp/fashion/2019-0420-7/
ピーコートを正しくブラッシングする方法については以下の通りです。
お手入れ方法
1. 繊維の流れに逆らうように下から上にブラッシング
2. 繊維の流れに沿って上から下へブラッシング
3. 袖・襟・ポケットなどの細かな部分を繊維の流れに沿ってブラッシング
まず全体的に繊維の流れに逆らうようにしてブラッシングをします。
そうすることで、繊維の隙間に入り込んだホコリや汚れを払い落とすことができます。
ある程度の汚れを払い落としたあとは、繊維の流れに沿ったブラッシングで整えていきましょう。
袖・襟・ポケットなどの細かなパーツは汚れを落とし切れていない可能性があるので、最後に念入りにブラッシングしてください。
ブラッシングする際は、繊維を傷めないよう余計な力を入れないのがポイントです。
ブラシは静電気が起きにくいものを選ぼう
使うブラシは静電気が起きにくいものを選びましょう。
静電気が溜まってしまうと、ブラッシングをしてもホコリや汚れが付着しやすくなるので注意です。
素材は豚毛・馬毛などの獣毛を使ったものや、静電気対策用と記載されているブラシを選ぶといいでしょう。
着用後の湿気取り&通気性のいい場所で保管する
ピーコートを着用すると空気や体内から出る湿気が衣類に染み込みます。
湿気による雑菌・カビの繁殖を抑えるために、風を通してから収納するのがおすすめです。
風を通す際は日光に当たらない場所で陰干ししましょう。
クローゼットに収納する際は、湿気がこもりやすいので乾燥剤を入れておくと、ピーコートの生地が傷みにくく長持ちします。
厚手のハンガーを使って収納する
ピーコートは重量があり、針金のハンガーでは耐えられないこともあります。
針金のハンガーの形状だと型崩れが起こる可能性があるため、厚手の木製ハンガーにピーコートをかけておくのがいいでしょう。
ピーコートは型崩れしてしまうと、見た目の印象も悪くなります。
厚手のハンガーを使っていたとしても、崩れていないかどうかチェックしてから収納するようにしてください。
収納時に防虫剤もセットで置いておく
ピーコートに使用されるウールやカシミヤは、衣類にくっつく虫にとって大好物の動物性繊維です。
ブラッシングや日陰干しをしてから収納したとはいえ、100%の汚れを取り除けるわけではありません。
そのため、収納時には乾燥剤とセットで防虫剤を置いておくといいでしょう。
基本的に乾燥剤と防虫剤を併用しても問題ありませんが、使用する薬剤によっては不可なものもあるため、調べてから使うようにしてください。
ハイブランドのピーコートを大切にしたいならクリーニングがおすすめ
ハイブランドのピーコートを一生ものにしたいと考えている方も少なくありません。
そうなると、自宅でのお手入れでは取り切れない汚れを取り除くことを考える必要があります。
そこでおすすめなのがクリーニングです。
クリーニング業者は自宅では取り切れない汚れを専門の知識と技術で洗い落としてくれます。
シーズン中は自宅でお手入れ、シーズンオフになったらクリーニングに依頼といった流れがおすすめです。
クレアンのマイクロバブルWウォッシュは繊細な素材も洗える
当店クレアンでは、自宅では洗えないような繊細な素材でも、マイクロバブルWウォッシュを用いて汚れを取り除くことが可能です。
マイクロバブルWウォッシュで作られた超微粒子の泡が繊維の隙間に入り込み、汚れや汗を押し出してくれます。
ハイブランドの衣類を長く使いたいなら、クレアンのようなできるだけ素材を傷めないクリーニング法を導入している店舗がおすすめです。
また、クレアンでは500種類の洗い方で、衣類ごとに最適なクリーニングを行います。
ぜひピーコートをはじめ、大切にしたい衣類があれば、当店クレアンにご依頼ください。
ブラッシングやクリーニングで長持ちさせましょう!
出典:https://voi.0101.co.jp/voi/wsg/wrt-5_mcd-CA000_cpg-201_pno-96_ino-01_ocn-03.html
今回はハイブランドのピーコートをお手入れする方法、長持ちさせるコツについて紹介しました。
ピーコートは定期的なブラッシングが必須です。
ブラッシングである程度の汚れを取り除くことができるため、ぜひ、ピーコートのメンテナンス用にブラシを用意しておきましょう。
また、ピーコートを利用する秋〜冬のシーズンが終わったら、クリーニングに依頼して取り切れない汚れもキレイにしてもらうことをおすすめします。
ビジネスシーンでも活用できるハイブランドのピーコートを、長く愛用していきましょう。